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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「いいモノ語り:ごはんのみらい、食物繊維で作った『新種』」から 

2022.3.9 日経産業新聞の記事「いいモノ語り:ごはんのみらい、食物繊維で作った『新種』」から

炊飯いらずのごはん

 コラムの著者 岩永 嘉弘氏(日本ネーミング協会会長)が取り上げるのはネーミングも興味深いニチレイの「ごはんのみらい」で、どこに未来があるのかを述べている。

○腸内細菌増加、内臓脂肪の燃焼、免疫力アップ、ダイエット効果といった多くの機能あり

 岩永氏は自動車にも似たようなネーミングがあるという。MIRAIという水素で走るトヨタ自動車の商品である。今回の紹介商品はニチレイの「ごはんのみらい」。ネーミング的にも未来のごはんといわないところが興味深いという。予言めいた名前で食生活の将来を提言するドラマがありそうだ。

外見はフリーズドライの普通のお米のよう。お湯をかけるとふっくらした白いご飯が復元する。つまり炊飯いらずのごはん。それに、実はこのごはん、お米そのものではないという。お米由来の食物繊維でできている。米粒そっくりさんの「ごはん」に成形されているという。食感も味もお米そのもの。しかも成分が通常の白米にくらべ糖分が半分、食物繊維はなんと10倍で1食で1日の食物繊維が摂れる優れものである。この米由来の食物繊維のおかげで、腸内細菌増加、内臓脂肪の燃焼、免疫力アップ、ダイエット効果と多機能である。つまり、これがニチレイが提供するごはんのみらいである。まさにご飯の新種である。🥢🍚🛠🍖🍽👜🏯📗🖥👧👦🛌👧🏢🕛📈🏢💡⚡️🌍happy01🌳🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:電話を使わない世代」から

2022.2.25  日経産業新聞の記事「SmartTimes:電話を使わない世代」から

無音世代は会話が嫌いなのではなく効率が第一

 コラムの著者 栄籐 稔氏(大阪大学教授)よれば、30年前の携帯電話の普及率は3%に満たなかったが、2002年には90%を超えた後仕事で電話を使うことが急激に減少しているという。

○ 今は3つの大きな変化が同時に重なる歴史的にも稀有なタイミング

 栄籐教授はこの現象の背景に利用者の電話離れがあるという。特にミレニアル世代では顕著で、米国の調査では4人に3人が電話を「ウザい」と感じているという。彼らの大多数がZ世代で、以下のような行動パターンが見受けられるという:

  • メールで済むことはメールで済ませる。メールを優先して使う。
  • 電話を掛ける行為は相手と自分の時間を奪う。デジタルの手段を使えば、2行の文章で済むことが15分もっ電話では必要。
  • 電話しなければならない相手には事前にデジタル手段で確認する。

日本のXYZ世代(1965年以降に生まれたXYZ世代)でも、

  • 電話は使わない。メール、SNS、会話ツールというデジタル手段で完結。
  • 通信はデジタルが多いが、家族、親友、デジタルを使わない顧客とは電話。
  • 直に電話して何が悪いのか。電話の本人確認は信用できる。

という結果であった。デジタルだと相手との距離が縮まらないという意見もあったという。さらに、slackのような共同情報基盤では、半同期、弱同期、同期の複数の会話モードがシームレスにつながり、さらに効率を求めたコミュニケーションになりつつある。無音声世代は会話を嫌っているわけでなく、特に時間的効率を考え、通信手段に無駄をしたくないという考えのようだ。📞📱📅🏭🏠🙏🍷🕯📖💼💴🩺👩👨🚘🚗📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵🇺🇸


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「小野譲司の目:マイリストの心理的効果、『自分のもの』実感し満足」から 

2022.2.25  日経産業新聞の記事「小野譲司の目:マイリストの心理的効果、『自分のもの』実感し満足」から

サブスク全盛の今、顧客の囲い込みは

コラムの著者 小野 譲司氏(青山学院大学経営学部教授)は、ネットフリックスやアップルミュージックなど映画や音楽を楽しむスタイルがサブスクリプションに変わり料金体系だけでなく顧客との接点をどう設けるかがサービス提供者の悩みでもあるという。

◯サービスの所有が満足感を生む

 小野教授によれば、サブスクリプションでは、ユーザはコンテンツにアクセスする権利が与えられ、場面や用途に合わせて、好みに合わせて視聴できるなど多くのメリットがある代わりに、サービス事業者にとっては所有に関わらない人々を市場開拓できる。しかし、より流動的で一時的なニーズに対する対応だけで、顧客との関係をどう築くかが課題となるという。

1つは定期購読によりメリットを訴求することやポイントなどによる囲い込みを図るだろう。さらにデジタルを活かした、ユーザの閲覧や視聴履歴を分析して豊富なコンテンツからおすすめを提案したり、あとで試聴したいコンテンツをリスト化するマイリストなどがある。

マイリストに小野教授は注目し、ユーザはマイリストを作ることで、心理的所有感を得るのだという。つまり、そのサービスを「自分のもの」と感じることを促すのである。ユーザーはサービス経験を自分のコントロール下に置いている実感をえると、そのサービスを「自分のもの」と感じ、満足度が上がる傾向にあるという。

ユーザをエンパワーメントすることで、サービス事業者とユーザの価値共創をする上でのキーになるという。マイリストはその1手法である。♩🎧🏬🏪🍔☕️🍣🍜🍺🍞🍽😷🦠📱💻📒🛒🎓💳⚡️🌍happy01💡📶


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:江崎グリコ社長交代で思い出すこと」から

2022.2.18  日経産業新聞の記事「眼光紙背:江崎グリコ社長交代で思い出すこと」から

創業100周年を迎える企業の対応が生んできたこと

 コラムの著者によると、江崎グリコは創業100周年を迎え、40年の在任社長は会長となり、幹部は大幅に刷新となるが、印象深いのは1984年3月18日に発生したグリコ・森永事件であるという。

○企業に危機管理の意識と警察に保秘力の向上を生んだ

 コラムの著者によれば同事件のの被害者として社長が誘拐され、犯行グループは、多くの企業に脅迫状を送りつけ毒入りチョコなどをばら撒いた事件である。当時同社は専従の広報部門がなくメディアへの対応に苦しんだ。そこで多くの企業は「危機管理」の意識を持つこととなった。

犯行グループに傍受されたアナログの警察無線は、デジタル化が急がれ傍受できない保秘力を向上させた。このように企業行動のあり方に大きあ影響を与えたのが同事件であったとも言える。🍬🍟🚓💴📖📞🚗🚀⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕happy01🌏🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:モスバーガーのコラボ商品、店の外にもブランド展開」から 

2022.2.15  日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:モズバーガーのコラボ商品、店の外にもブランド展開」から

バーガーショップ以外にも顧客との接点を作り、ブランド価値を上げる戦略

 コラムの著者 高岡 美佳氏(立教大学経営学部教授)が今回取り上げているのは前回に引き続き、飲食に関連するモスフードサービスの創業50周年記念のコラボ商品「グリーンバーガーソイパティ2」を取り上げている。

◯コラボ相手は缶詰で有名な国分など

 高岡教授によれば、コラボの相手の国分は、K&K "CAN"Pの達人でアウトドア、特にキャンプで好調で、その新製品との共同開発を進めたという。主原料には動物性素材を使わず、野菜と穀物を主原料として開発しモスバーガーの味を忠実に再現しているという。内容は140グラム、希望小売価格は648円で3月7日より全国のスーパーやECサイトで発売する。

さらにモスフードは、ハンバーガーショップでの販売だけでなく、全国のスーパーやコンビニエンスストアで販売する戦略をとった。店舗数の多いスーパーなど、顧客のより身近なところでモスバーガーの味を楽しめることで接点を増やしブランド価値の向上を狙っている。さらに、グリーンバーガーはSDGsを観点を持ち込み、缶詰の製造工程の高温加熱に耐えうる技術を導入した。

国内の飲食産業は人口減少に加えて、コロナ禍でテイクアウトが大幅に上昇する中でビジネス環境も大きく変わった。顧客との接点を広げ、収益モデルを改善し、ブランディングについても再考する時期がきた。🥫🍔🥐🍭👔🗒🎁🚚☕️🍮🖥🍶😷🦠🏢🗒🏪🏢💡🔎⚡️happy01🌏🏡👝📦🇯🇵