ゲーム

【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:官憲の裏いくポケモンGO」から

2016.7.27   日経産業新聞の記事「眼光紙背:官憲の裏いくポケモンGO」から

既存の社会秩序や統治をのノウハウからはみ出した部分

コラムの著者は、屋外でスマートフォンを使い遊ぶゲーム「ポケモンGO」の特徴について触れている。

◯子供も大人も熱中してトラブルも

画面に登場するキャラクターを追ったり、戦わせたりできるゲームで海外に引き続き日本でも先週末から急激に利用者が増えたという。熱中のあまり、交通事故などのトラブルも生んでいるという。

このゲームの特徴は、現実空間を使用料ゼロ、許可なしでゲームフィールドとしてしまった点である。通常、現実な場では、エンターテインメント興行は許可と場所代が壁になる。さらに言えば、現実の場である広場での歌唱や大道芸など官憲の取り締まりの対象も、ネット相手では想定外の事態である。

民泊やライドシェア(マイカー相乗り)同様、既存の社会秩序や統治のノウハウからはみ出した部分での新サービスであり、新技術である。

このようなはみ出した部分を受け入れるか、拒絶するかで日本のこれから先が変わりそうだ。camerahappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:がんばる和製キャラ」から

2016.7.20   日経産業新聞の記事「眼光紙背:がんばる和製キャラ」から

素直に受け止めイノベーションの種まきに

コラムの著者は、このところの日本に関連したゲームやインターネットサービスの注目について語っている

◯日本生まれのキャラクターが世界の注目に

7月半ば、日米両国の株式市場に上場を果たしたLINEは、愛嬌のあるキャラクターをつかったスタンプコミュニケーションが受け、5年で急成長した。

うさぎや熊だけではない。モンスターも日米の市場で話題になっている。任天堂の株価が急上昇。米国などで配信が始まったばかりのスマートフォンゲーム「ポケモンGO」の人気に火がついたためだ。

世界的ヒットがなかなか産めない日本企業での朗報。と素直に喜びたいが、LINEはもともと韓国資本の会社、ポケモンGOも開発は米Google発にベンチャーなどと反論があろう。しかし、ここは堅いことは言わずに、和裁キャラが新たな価値創造につながったと素直に受けとめたい。

日本や日本企業への関心が高まれば、世界から優秀な人材も集まってくる。それがイノベーションにもつながることになる。camerahappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:悪いことをするとTV見せますよ」から

2016. 1.8   日経産業新聞の記事「眼光紙背:悪いことをするとTV見せますよ」から

リアルタイム番組しかなかった時代から真逆に

コラムの著者は、米国の駐在日本人に聞いた言葉が、昔の叱咤の真逆になっていることについて触れている。

○録画もオンデマンドもなかった時代

かつては、母親に「悪いことをすると、テレビ見せませんよ」と叱られた読者もあるだろう。当時は、お楽しみの番組は、次の放映までおあずけ。

ところが、米国の駐在日本人家族に聞くと、子供が言うことを聞かないと「そんなことをしているとテレビを見せますよ」というそうだ。その意味は、Netflixなどのネット経由の動画配信サービスが普及する米国では、「好きな時に好きな場所で好きな端末で」視聴するスタイルが定着しているという。番組の途中のCMはなく、トイレに行く時は一時停止すればよい。

それにひきかえリアルタイムの放送の視聴は、不自由だという。自由なネット動画環境に慣れた子供達には、放送の動画は耐えられないくらい不自由なことなのでそうだ。こうなると、スポーツ観戦でリアルタイムで見る程度の用途しか放送のテレビ番組は付加価値はないのかもしれない。pchappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行を読む:ヒゲ・メガネ,,,写真小道具なぜ人気」から

2015.11.27   日経産業新聞の記事「流行を読む:ヒゲ・メガネ,,,写真小道具なぜ人気」から

フォトジェニックなSNSで口コミ

コラムの著者 粟飯原 理咲氏(アイランド代表取締役)は、最近二十代から三十代の女性層で流行っている写真小道具について語っている。

○米国のフォトフロップスから広がる

SNSなどの交流サイトで最近若者、特に女性が文章よりも写真を投稿することが多くなり、写真映えのするアイテムに人気があるという。

海外から上陸したフォトフロップス。プロックスは英語で舞台などの小道具を意味するとのことで、フォトフロップスとは、写真を撮るときの小道具という意味である。吹き出しやヒゲ、メガネなどのモチーフを手に持ちやすい棒につけたタイプや等身大のフォトフレームの枠だけのタイプなど多様。もともと欧米の結婚式で小道具として広がり、日本の20から30代の女性層に受け入れられ、結婚式の二次会などへイベントやホームパーティなどへどんどん用途が広がった。

最近は専門のECサイトも登場し売り上げを伸ばしているという。さらに雑誌社もムック本で手作りのフォトフロップスを取り上げ付録につけるなどブームになりそうだという。camerahappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行を読む:どこでも動画日常に、映像作り学ぶ場増やして」から

2015.9.11   日経産業新聞の記事「流行を読む:どこでも動画日常に、映像作り学ぶ場増やして」から

識字率から識像率へ

コラムの著者 関沢 英彦氏(博報堂生活者アカデミー顧問・東京経済大学教授)は、世界最大手の動画配信企業ネットフリックスの上陸を機に、動画と日常生活の接近、さらに制作教育などについて語っている。

○携帯電話でのメディアの変遷

初期の携帯電話は、音声だけ、その後メールなどの文章、やがて、静止画像が見れるようになった。そしてスマートフォンでは、どこでも動画をみることができるようになった。

動く動画は、現実に近い体験をもたらしてくれる。現実の世界とは別に、ニュース、ドキュメンタリー、フィクションなど多様な映像の世界にどっぷりとつかれるようになった。通勤途上でも、電車という現実空間にいながら、こころは「映画館」、「ゲームセンター」というもうひとつの「自分空間」に存在する。

動画の効果は、現実に近いことや、見逃してしまいそうな瞬間を取り込むところにもある。こうした動画の力や映像の作り方について学校教育で学ぶ機会は乏しい。小職が務めるデジタルハリウッド大学では専門学校、大学、大学院とこの分野に教育を担っているが、まだまだ教育の普及といった点では、先進諸国には劣っている。

国語で文字を習い、美術で絵画を学ぶように、正課で映像作りを学ぶ時代に突入してきている。識字率から識像率へ時代は変わりつつある。slatebuildinghappy01