【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:アンケート、コースターで遊び心」から
2017/11/21
2017.11 17 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:アンケート、コースターで遊び心」から
デザインを工夫してコースターでアンケート回収
コラムの著者 西川英彦氏(法政大学経営学部教授)は、前回に引き続き、ビール関連で飲食店でのアンケートの回収率の上げマーケティングの重要な情報として使っている事例を紹介している。
○遊び心のあるフォーマット
西川教授が取り上げたのは、キリンのグループ会社「スプリングバレーブルワリー」(東京・渋谷)で、クラフトビールの醸造設備や飲食スペースを併設した専用施設で横浜、東京、京都で展開している。顧客は、醸造工程を見たり、そのガイドを受けたりしつつ、同ブランドの6種類の定番ビールや期間限定ビールを楽しむことができる。
ビールの醸造家はキリンビールの開発者で、メニューで紹介されている。ビールとともに出されるコースターには英語で「あなたの感想を共有してね」で矢印が書かれていて、裏面にアンケートの回答を書く仕掛け。遊び心があって、「私はここに住みたい」や映画で有名な「I'll be back」などユニークなものである。
エコの観点からもコースターを再利用し、気軽にかけることを配慮したデザインで約300もの評価や感想が毎月集まるという。このアンケートは開発者にも共有され、同社にとってはラボのような体裁になっている。
アンケートに愛着を感じてもらえたりすることは重要で、他業種でも参考となろう。🍺💡🍴🌍
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