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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:スポーツにみる科学技術の未来」から

2016.12.29    日経産業新聞の記事「眼光紙背:スポーツにみる科学技術の未来」から

スポーツ界の偉業が科学技術にも通じる

コラムの著者は、2016年のスポーツ界で、大いに日本の科学技術にも参考になる2つの事例があるという。

◯リレー競技とプロ野球

コラムの著者が注目する事例の1つは、リオデジャネイロ五輪の陸上男子400メートルリレーで銀メダルを獲得した日本チームのことである。

世界のトップグループにも入っていないメンバーたちだが、巧みなバトンリレーの練習を重ね、チームとしての洗練度を上げて、快挙を成し遂げた。個々の力が及ばなくても、チームでトップを狙うという、科学技術でも通じる方法だ。

もう1つの事例は、今回、プロ野球セリーグで25年ぶりに優勝した広島東洋カープである。潤沢な資金がない中で、若手選手の育成と効果的な外国人選手を発掘して起用し戦力を高めた。しかも、焦らず時を待った末の優勝は快挙となった。

同様に昨年ノーベル賞を受賞した大隈良典東京工業大学名誉教授の業績に通じるところがあるという。今年2017年はどのような人たちの活躍があるのだろう。⚾️✏️😃


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:AI普及の姿、受験産業に」から

2016.12.27    日経産業新聞の記事「眼光紙背:AI普及の姿、受験産業に」から

受験・教育産業はAI普及の生きた教材

コラムの著者は、人工知能(AI)が既存の産業をどう変えていくかを見たいなら予備校や塾や各種公的資格を支える受験・教育産業だとICT業界の専門家の言葉を引き、これを解説している。

◯ユニークな講師ばかりが受験・教育産業の目玉ではない

予備校や塾といえばテレビで有名なユニークな講師と思いがちだが、今は個別で指導しパソコンに向かった自習が中心だという。その要因は、この産業でAIの活用が進んだからだという。

受験・教育産業は実は、AIの応用に向いているという。

  • ゴールの設定;試験で正解を出すという単純な目標
  • 対象データの量;膨大な試験のデータが残されていること。毎年数十万人の生徒と彼らが受ける試験データの蓄積が十分にある
  • 指標と効果;合格可能なレベルを見つけ出すと同時に個々の生徒の弱点を発見できる

といった条件が揃っている。数年後あらゆる分野で講師の多くがAIに置き換わっているかもしれない。まさに、既存の産業におけるAIの普及の実証実験となっている。

📖✏️😃


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:稲盛哲学の導入、カギはコンパ」から

2016.12.26   日経産業新聞の記事「眼光紙背:稲盛哲学の導入、カギはコンパ」から

飲み会がただのガス抜きか知の想像の場になるか

コラムの著者は、稲盛経営哲学研究センターのシンポジウムに参加した際の稲盛哲学の奥義の一端をみたことについて語っている。

◯野中名誉教授の回答

シンポジウムで、「稲盛哲学の導入に最も重要なものは何か」という質問がパネルディスカッションで登場したという。席上野中郁次郎一橋大学名誉教授の回答は意表をついたものだったという。

「コンパではないかと思います」

という野中名誉教授の回答だあった。

哲学にコンパとは軽いと思ったのは逆に軽率だという。野中名誉教授は続けて;

「一人ひとりが独自性を維持したまま、相互に他者の主観を全人的に受け入れて共感する。こうした『相互主観性』を生み出すコンパ」

と説明した。京セラ稲盛和夫名誉会長が重視するコンパは単純な飲み会ではない。

酒の力を借りて仮面を脱ぎ、本音で語り合って信頼関係を築き、知恵を出し合う場という意味である。

年末年始で飲み会がこのようなコンパになるかで、新年、差がついているかもしれない。🍶🏢😃