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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:働き方、背伸びしない志向」から

2015. 8.31   日経産業新聞の記事「眼光紙背:働き方、背伸びしない志向」から

バブル後の育った世代の意識

コラムの著者は、電通総研が電通若者研究部と共同で、週3日以上働く18歳から29歳の男女に「働き方」の現実と夢を調査した結果をみて、現代の若者の職業意識について触れている。

○外見では幸福度は上がらず、他人の目を気にするよりも自分なりにスキルをあげて仕事の基盤をあげる

これが、調査結果からでてくるイメージだという。

現実の姿はよく言えば安定型、悪く言えば組織に拘束されている。残業も転勤もあり、仕事は定型的で期間は終身雇用といった回答が上位に並ぶという。さらに、対人ストレスが小さく、私生活と両立しやすい働き方を望んでいるという。

生活を楽しみながら、自分なりのスキルや人脈を手にし、仕事の基盤を整えることを重視する。他人の目線や外見の向上には興味がない。たまたま最初に就職した企業に人生のすべてを預けるのは危険と思っているようである。buildinghappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:秘密文書解読のロマン、エジプト文字・ゲノムの双璧」から

2015.8.28  日経産業新聞の記事「TechnoOnline:秘密文書解読のロマン、エジプト文字・ゲノムの双璧」から

サイエンスでは「森羅万象とは自然の言語で綴られた物語」

コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、秘密文書解読にロマンがあるように、サイエンスではすべての自然現象がその言葉で書かれている物語であるというロマンがあるという。

○科学者や技術者がロマンを感じる物語とは

もとより、秘密文書の解読にはロマンああるが、和田教授は、歴史に残る双璧として、ロゼッタ・ストーンとDNAの塩基配列つまり生命の設計図であるゲノムの解読をあげ、そこに科学者や技術者のモチベーションが潜んでいると指摘している。

ロゼッタストーンは、3段に分かれて3種の文字で刻まれた石碑である。上2つは未読であったが、最下段がエジプト語であったので、これを鍵にして解読が進められ、ついに、フランス人の天才シャンポリオンが解読に成功した。

一方DNAは、細胞の中の分子を探索し、2重らせん状に一列に並んだ塩基配列が発見され、同一内容が、物理学、化学、生物学の文章にあたるもので書かれていたことから、これを元に辞書的な分子を手掛かりとして、最初の完全なゲノム配列が英国のサンガーによって解読された。

エンジニリングでも力学や電磁気学の言語で書き上げた物語で、科学者や技術者はそこにわくわくするロマンを感じる。このモチベーションこそが、科学技術の発展の原動力である。hairsalonsearchhappy01