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2011.8.8   日経産業新聞の記事「科学技術と社会連携のカギ④」から

科学技術の『伝達者』の普及を

コラムは、日本科学技術未来館の資料を掲載し、科学技術と社会をつなぐ「科学技術コミュニケーター」を紹介している。役割は明確だが、認知度がまだまだ低く、反って、市場規模が小さいことから、科学技術コミュニケーターを本業にすることは難しいという。

科学館の職員や研究機関の企画・広報担当者、理科実験の指導員など目指すもので、東日本大震災後、科学技術コミュニケーターが放射線に関する講座を開き正しい知識を伝えようと奮闘したとのことである。

一般の人にも科学技術を身近に感じてもらおうと、育成や取り組みは盛んだ。2001年から日本科学未来館は科学技術コミュニケーターの養成制度を開始している。また、北海道大学、東京大学、早稲田大学なども専門の養成コースを設けている。

しかし、認知度が低いのは、非常にもったいない。科学技術の日本として今後、国際的に科学技術コミュニケーターのような橋渡し役が重要になる時期だけに、国内の研究機関だけでなく、国内外の活動展開と連携してほしいものだ。

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