【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:4Kが残す禍根」から
2016/07/16
2016.7.12 日経産業新聞の記事「眼光紙背:4Kが残す禍根」から
今の4Kテレビ単体では試験放送すら視聴できない事態
コラムの著者は、今市販されている4Kテレビでは2018年始まる4K放送は見られないという、販売店のせつめいぶそくについて語っている。
○放送サービスを所轄する総務省から6月末に販売店に要請
4K放送を4K画質で見るためには別途数万円するチューナーを買わねばならない。この事実を消費者にしっかり説明するように相談会から販売店に要請があったという。4K放送は今年8月から衛星を使った試験放送が始まる。すでに、昨年の夏同省の報告で、現在の4Kテレビ単体では、試験放送すら視聴できないと述べているが、販売店に異例の要請を行ったのは、周知されていない状況にあるからだ。
4K放送の混乱の要因は;
- 東京五輪の開催が決まったことで、放送計画を大幅に前倒しした
- 規格が整わないうちに、「4K対応テレビ」を見切り発車でメーカーが発売した→その背景に薄型テレビというだけでは売れなくなり、メーカーが目玉として発売
といった儲けを先食いしたことで4K、つまり
- 官民(かんみん)
- こぞって
- 後世に(こうせ)
- 禍根(かこん)を残す
と汚名を着せられそうである。