ビジネスへの応用

【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:『第4次』産業革命の予兆」から

2022.2.28  日経産業新聞の記事「SmartTimes:『第4次』産業革命の予兆」から

短期的には調整局面だが中長期的には成長

 コラムの著者 高宮 慎一氏(グロービス・キャピタル・パートナーズ代表パートナー)は、現在の世界的な長期的な変化について考察している。

○ 今は3つの大きな変化が同時に重なる歴史的にも稀有なタイミング

 高宮氏によれば、2020年ロシアのウクライナ侵攻などきな臭い株式市場となってきているという。米ダウ平均や日経平均も昨年ピーク時よりも軟調で、米国のNASDAQ総合指数も振るわない。

米国の利上げやテーパリングは確実視されており、投資家の恐怖心理を表すというVIX指数も警戒感を示し始めた。たしかに大きな調整局面はあるだろうが、マクロな変化は多くの事業機会をもたらすとして、高宮氏は3つの大きな変化で成長が見込めると見ている。

  1. 技術の進化:特にインターネット技術ではブロックチェーン、AI、VRなど非連続な変化をもたらす新技術が登場してきている。さらにインターネットは全産業で活用され、行政や社会起業までも影響を与えている。
  2. 新型コロナウイルスの世界的なパンデミック:全世界的に働き方を変え、根本的な社会生活の営みも変化させた。
  3. 未上場の資本市場での変化:未上場でも大きな資本が獲得できる環境が生まれ、VCのみならず、プライベート。イクイティ、上場株投資家お資本をユニコーン候補のスタートアップが活発化し新しい産業を産んでいる。

これら3つの波が重なり合い、世界は中長期的には大きな成長局面にあると言えるのではないか。🌅📅🏭🏠🙏🍷🕯📖💼💴🩺👩👨🚘🚗📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵🇺🇸🇫🇷🇩🇪🇬🇧


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:居酒屋の悩ましい本音と皮肉」から

2022.2.25  日経産業新聞の記事「眼光紙背:居酒屋の悩ましい本音と皮肉」から

店は厳しいが人間らしい生活ができる

 コラムの著者によると、コロナ禍でまんぼう(まん延防止等重点措置)の影響を受けた居酒屋の活動について触れている。

○まんぼう便りの経営

 コラムの著者によれば、東京郊外の居酒屋の主人は「このまま『まんぼう』が続いてくれた方が、楽なんです」と本音を漏らしたという。

この店では、営業時間を午後9時までにして、アルコールの提供(ラストオーダー)は午後8時までとした。コロナ以前は、営業は午前1時だが、時々はお客の要望で2時まで開けたことがあるという。今は、東京都の時短協力金が頼りの営業だという。

早く日常生活が戻ってほしいのではないかと思いきや、もう午後10時以降にお客は戻ってこないと見ている。そこで時短協力金が重要になるという。非常事態宣言では店を閉めて協力金で厨房機器を新調したという。2021年には家族でスキー旅行に行けて、人間らしい生活ができたと、皮肉混じりである。🍶🦠😷🍟🚓💴📖📞🚗🚀⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕happy01🌏🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「小野譲司の目:マイリストの心理的効果、『自分のもの』実感し満足」から 

2022.2.25  日経産業新聞の記事「小野譲司の目:マイリストの心理的効果、『自分のもの』実感し満足」から

サブスク全盛の今、顧客の囲い込みは

コラムの著者 小野 譲司氏(青山学院大学経営学部教授)は、ネットフリックスやアップルミュージックなど映画や音楽を楽しむスタイルがサブスクリプションに変わり料金体系だけでなく顧客との接点をどう設けるかがサービス提供者の悩みでもあるという。

◯サービスの所有が満足感を生む

 小野教授によれば、サブスクリプションでは、ユーザはコンテンツにアクセスする権利が与えられ、場面や用途に合わせて、好みに合わせて視聴できるなど多くのメリットがある代わりに、サービス事業者にとっては所有に関わらない人々を市場開拓できる。しかし、より流動的で一時的なニーズに対する対応だけで、顧客との関係をどう築くかが課題となるという。

1つは定期購読によりメリットを訴求することやポイントなどによる囲い込みを図るだろう。さらにデジタルを活かした、ユーザの閲覧や視聴履歴を分析して豊富なコンテンツからおすすめを提案したり、あとで試聴したいコンテンツをリスト化するマイリストなどがある。

マイリストに小野教授は注目し、ユーザはマイリストを作ることで、心理的所有感を得るのだという。つまり、そのサービスを「自分のもの」と感じることを促すのである。ユーザーはサービス経験を自分のコントロール下に置いている実感をえると、そのサービスを「自分のもの」と感じ、満足度が上がる傾向にあるという。

ユーザをエンパワーメントすることで、サービス事業者とユーザの価値共創をする上でのキーになるという。マイリストはその1手法である。♩🎧🏬🏪🍔☕️🍣🍜🍺🍞🍽😷🦠📱💻📒🛒🎓💳⚡️🌍happy01💡📶


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:メタバースのキラーアプリ」から

2022.2.24  日経産業新聞の記事「眼光紙背:メタバースのキラーアプリ」から

技術の進化が学習能力の向上をもたらし次の技術革新を生む循環

 コラムの著者によると、仮想空間を使ったメタバースでのコンテンツでキラーアプリとなるのは教育だという。

○それは教育分野

 コラムの著者によれば、東京理科大学のMOT(技術経営)部門の若林秀樹教授は、オンライン授業などで学生がストレスを感じていた教室の視聴覚環境を700万円かけて人工知能カメラに変えたという。このカメラであれば、固定的なカメラで教員が立ち位置によって画面から消えるといったことは起こりにくくなり、リアルの教室にいるような臨場感で授業が受けられるようになるという。

これはメタバースでの1つの試みではあるが、コラムの著者は教育はメタバースのキラーアプリの有力候補だという。外国の教授にはホログラフで教室に現れ、学生や教師とホットな議論を交わすという。外国語の苦手な人も自動翻訳機能で日本語による参加や無理なく行えるようになるという。さらに、力や触覚を伝えるハプティクス技術が進めば、言葉だけでは伝えにくい身体技能の伝承も可能となるという。楽器の演奏や自転車の乗り方、道具を使うコツなどはメタバースで短時間に習得できるかもしれない。

技術の進化が人間の学習能力の向上を助け、それが新たなイノベーションを起こす可能性もあり、それが好循環となれば大きな進歩が期待できる。👓🍬🍟🚓💴📖📞🚗🚀⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕happy01🌏🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:日米の『受験』と起業精神」から

2022.2.22  日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:日米の『受験』と起業精神」から

家庭や企業の教育はすぐにでも変更可能

 コラムの著者 伊佐山 元氏(WiL共同創業者兼CEO)は、日米の大学受験に方法論の際だけでなく、その目的の相違から解説している。

○何のために記憶し何のために学ぶのかが重要

 伊佐山氏によれば、日米のおいて大学受験は人生の重要なイベントである点は同じであるが、日本の受験のように答えのある質問に対して記憶力をもとにして瞬発的な回答力を測る方式ではなく、答えのない質問に自分の過去の経験で学んだことをもとに、自分の考えを主張す米国方式の違いがあるという。

米国の冬休みはエッセー(論文)に没頭する時期だという。エッセーは受験の最重要項目であり、自分の性格や特徴、大学での習得する目的、社会課題など幅広い分野で自分の考えを出す。いわゆる、

Show your nerdiness  (あなたの オタクっぷりと教えてくれ)

という自分のこだわりや興味を語らねばならない。誰にでもかけることではないので、有名なハーバードやプリンストン、スタンフォード大学などは何らかのオタクでなければ、どんなに学校や試験の成績が優秀でも合格は程遠いという。

デジタル技術がこれで毛発展しGoogleやwikipedia などで検索できるような教科書の細かい内容を問うような試験スタイルが現代社会に必要なスキルを判定することに合っているとは思えない。大切なのは、何のために記憶し、何のために学んでいるかであろう。

新型コロナウイルスに対する感染対策の学者や政治家の意見を振り返ると、如何に当てにならないかがわかった。如何に自分の頭で考えることが重要であるかも実感できた。現代の子ども達に必要なことは、知識の量ではなく、答えのない課題に対して試行錯誤して立ち向かう勇敢さと創造性であろう。💰🏦👩👨🚘🚗📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇺🇸🇯🇵