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【ヒット商品のネタ出しの会】 日本経済新聞の記事「FINANCIAL TIMES:マスク氏、ミサイル級に危険」から

2024.9.13  日本経済新聞の記事「FINANCIAL TIMES:マスク氏、ミサイル級に危険」から

X(旧ツイッター)の所有でマスク氏は世界に向けた巨大な拡声器を手に入れた

コラムの著者 ギデオン・ラックマン氏(FINANCIAL TIMES チーフ・フォーリン・アフェアーズ・コメンテーター)は、今までの億万長者や大企業のトップと違って政治的論争に距離を置かず、自分の力を目立たせない方法ではなく、打って出る起業家イーロン・マスク氏に焦点を当て、そのリスクについて語っている。

○予測不可能な形による紛争への介入は世界情勢を一変しかねないリスク

ラックマン氏によれば、7月に米大統領選挙で共和党候補でトランプ前大統領を支持すると表明し、8月12日には自身が所有するSNS「X」で一般公開の形でトランプ氏と対談をしたという。一方で、ブラジルの最高裁判所と8月30日に同国内のサービス停止を命じられたことで激しく対立している。8月上旬には、英国で反移民と反イスラムを主張する極右の暴動が相次ぐと、物騒なことに「イギリスは内戦が避けられない」とXに投稿している。確かにXをマスク氏は所有することで、世界に向けた巨大な拡声器を手に入れた。同氏は、さらに宇宙企業スペースXや同社の衛星通信サービス「スターリンク」、電気自動車(EV)大手の米テスラを統括している。

問題のリスクはマスク氏の予測不可能な形での国際紛争への介入である。2022年2月にロシアがウクライナ侵略を始めた最初の狙いの1つにインターネット通信の遮断があったという。マスク氏は、ウクライナにスペースXが展開する衛星通信サービス「スターリンク」へのアクセスを提供したことで、ウクライナ軍は危機的状況下で戦闘を継続できたという。ところが、2023年9月になると、ウクライナのスターリンクへのアクセスを制限するようになった。ウクライナ軍がクリミアにいるロシア軍を攻撃しようとする試みを妨害するためだったと言われている。この判断はマスク氏によると第3次世界大戦に発展するリスクを抑えるためだとし、ロシアの要求を取り入れた和平案を彼は後押ししたとして、ウクライナ政府のマスク氏への評価を大きく下げることになった。

マスク氏と現在の米政府との対立が明確になったのは、対中国政策にあったという。テスラは上海に大規模な工場を2019年開設している。これは将来の主要技術で中国を抑え先んじるという戦略の後退を意味している。米バイデン政権は中国ではなくインドへの分散を望んでいたが、マスク氏はインド訪問を直前に中止し、北京を訪れ、中国との関係を強化している。

マスク氏は言論の自由を絶対視し、世界の指導者であっても批判するのを厭わない。ただ、その対象が中国にまでは広がっていないとしている。ただ、各国政府はマスク氏の言論や行動には細心の注意を払うが、彼が持ち合わせていない力として法律を作り、執行する立法権がないことを知っている。マスク氏がこの事実を認識することから、ブラジルや英国、EU、米カリフォルニア州および彼を邪魔しようとする全ての人に、憤慨しているのかもしれない。📲🚀🏢💬👦👧📈💰📓🗺️🚢🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01🇺🇸🇨🇳🇷🇺🇺🇦


【ヒット商品のネタ出しの会】 日本経済新聞の記事「私見卓見:カスハラ対策に潜むリスク」から

2024.9.12  日本経済新聞の記事「私見卓見:カスハラ対策に潜むリスク」から

持続可能な経営の原点は「顧客満足」

コラムの著者 金築 俊明氏(経営コンサルタント)は、旅館業法の改正や航空会社のカスタマーハラスメント対策で根本的な対策になっていないことに言及し、原点にある顧客満足度を上げ、顧客不満を解消する努力が重要であると説いている。

○顧客不満につながりそうな要素を洗い出して1つずつ解消していく努力が最善策

顧客による著しい迷惑行為「カスタマーハラスメント(カスハラ)」への対策を講じる企業が増えている。金築氏によれば、旅館業法が改正され、カスハラを繰り返す顧客を宿泊拒否することができるようになり、航空会社もカスハラに対する方針を策定しているという。

一方で、これらの対策は、一歩間違うと、ハラスメントを増幅させ、経営の危機を招くリスクが潜んでいると金築氏は指摘している。

  • 顧客からの正当な苦情でさえ、ハラスメントとみなすことで、サービスの大幅な低下を招く
  • 安易にハラスメントルールを持ち出すことで、顧客からの不満・不信を招き、顧客喪失につながる
  • ホテルなどの予約サイトでに掲載されている写真やサービスの内容を見て顧客が現地に着き、記載されていた内容と違っていれば苦情の対象になる。例えば設備の点検などの休止しているとの詳細な情報を掲載することや現地で広告の内容に誤りがあれば丁寧にお詫びした上で、顧客の納得する代替案を示して誠実な対応をする責任がある

不誠実な対応はカスハラを生む原因となる。さらにハラスメント行為をした顧客に対して法的に拒否できるようになっても、苦情や要求をハラスメントとして扱うことはかえって、顧客の怒りを助長させるだけであるという。経営者も従業員もカスハラ対策に軸を向ける前に、顧客をどう満足させるかの軸(顧客満足度の向上)で考えるべきだという。顧客不満になりそうな要素を全て洗い出し、1つずつ解消していく努力を日々続け、ハラスメントの発生可能性を小さくする。従業員への教育も重要で、従業員の誤った顧客対応を見て見ぬふりは避けねばならない。原点は、顧客満足度の向上が持続可能性のある経営につながることを再確認しておくべきだと金築氏は示唆している。♨️💢💬👦👧📈💰📓🗺️🚢🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01🇯🇵


【ヒット商品のネタ出しの会】 日本経済新聞の記事「あすへの話題:再生可能エネルギー」から

2024.9.9  日本経済新聞の記事「あすへの話題:再生可能エネルギー」から

再生可能エネルギーは自然や地域との共生が大前提

コラムの著者 國分 文也氏(丸紅会長)は、東海道新幹線の車窓の風景から太陽光発電から再生可能エネルギーの次への段階について語っている。

○災害問題やパネルなどの廃棄問題の対策が次へのステージ

國分氏が東京駅から西へ車窓を楽しむと、緑豊かな山や農地が広がり始め、緊張が解けていくという。ただ、風景の中に太陽を受けて銀色に光る物体が頻繁に目に飛び込んでくるという。小規模な太陽光発電施設である。畑と住宅の間の狭い空間や山の急斜面のわずかな空き地にも嵌め込むように太陽光発電パネルが設置されているという。

太陽光発電施設には、広大な土地に多数のパネルを設置した「メガソーラー」と呼ばれる大規模なものから、限られた土地に小規模に建設されたものまでさまざまである。國分氏も、誤解を恐れずにいえばと、前置きしながら、小規模な施設の中には周囲の環境や土地の条件に似つかわしくないと感じるものがあるという。

再生可能エネルギーは自然や地域との共生が大前提である。しかし、これが、地滑りや崩落といった災害の原因になっては本末転倒で、行政においても対策への仕組み作りが進められているが、今や線状降水帯による桁違いの豪雨などを見ると安心していられない。

もはや「再生可能エネルギーといえば何でも増やせ」という時代は終焉を迎え、地域の安全や景観といった秩序ある開発を強力に推進する時代となっていると國分氏は指摘している。さらに耐用年数を超えた太陽光発電パネルの処分問題もクローズアップされている。再生可能エネルギーの開発そのものが、強制と循環に基づく新しいステージに突入したと、國分氏は示唆している。🍵💡☀️⚡️🧅💬📗📕👦👧📈💰📓🗺️🚢🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01🇯🇵


【ヒット商品のネタ出しの会】 日本経済新聞の記事「推し博物館に寄付いかが、クラウドファンディング活況」から

2024.9.7  日本経済新聞の記事「推し博物館に寄付いかが、クラウドファンディング活況」から

コロナ禍が契機/特典ツアー魅力

コラムの著者 草塩 拓郎氏(日本経済新聞社)は、滋賀県立琵琶湖博物館(滋賀県草津市)を事例に博物館や美術館が新たな財源にクラウドファンディング(CF)を使って財源の確保と特典で熱心なファンを惹きつける効果があることを示したいる。

○英米の比べ寄付収入の少ない国内

コラムによれば、知と文化を担う博物館や美術館の新たな財源としてCFが名乗りを上げているという。まだまだ欧米に比べ、取り組みは遅れているが、新型コロナウイルスの感染症拡大で入館数が激減したことをきっかけに普及は広がっているという。CFの導入は財源の多様化ができることや普段は立ち入れない展示の舞台裏を見学できるといった特典で熱心なファンを惹きつける効果もあるという。

滋賀県立琵琶湖博物館では、2023年2月に、ビワコオオナマズを展示する水槽が割れる事故が発生した。幸いなことに怪我人は出ず、ナマズも無傷であったという。しかし、水槽を点検すると、複数の傷が見つかり、全ての水槽を修理するには数千万円以上かかる。そこで、同博物館は、来館者がくぐるトンネル型水槽の窓と、他の6つの水槽の修理費を2023年11月から2024年1月にCFで寄付金を募集した。担当部門長は、目標の500万円も集まらないのではないかと不安であったが、実際は、1159万3千円が集まったという。募金の返礼として日本の主な淡水魚を感謝状や琵琶湖に棲む生物などを盛り込んだデスクトップの壁紙を用意。普段は立ち入れない淡水に棲む希少な魚を保護する施設への見学ツアーなども人気を集めたという。寄付が体験につながり、さらに熱心なファンを再生産する好循環ができてきた。

博物館や美術館は国や地方自治体が支出する公的収入と、入館料やグッズの販売などによる事業収入の2本を財源としている。ところがコロナ禍で入館数が激減し、文化庁の調べによると全国の博物館の9割が休館し、入館料収入は2019年の半分以下となった。

指導した日本国内のCFも課題が残る。財源に占める寄付収入の割合は1%程度以下の博物館が多く、米英の大手博物館の10分の1程度であるという。博物館や美術館を市民が支える意識がまだ低く、寄付を集めるノウハウを持つ人材も不足しているという。さらに寄付に関する税制も改善の余地があると、CF大手のREADYFOR(東京・千代田)の広安みゆき氏(認定ファンドレイザー)も指摘している。寄付文化を日本に根付かせる広い施策が必要なようだ。💴🖼️🐡🐟🦭🏠💬👦👧📈💰📓🗺️🚢🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01🇯🇵


【ヒット商品のネタ出しの会】日本経済新聞の記事「春秋:感染症と戦争」から

2024.9.8  日本経済新聞の記事「春秋:感染症と戦争」から

悪疫をのさばらす過ちを犯すなら全人類への敵対行為

コラムの著者が紹介しているのは、歴史上、感染症と戦争はしばしば互いに強く影響しあうことが研究から明らかになっているということである。エイズも1981年に最初に患者が発見され、その後中央アフリカで大流行した。その背景に、1978年のタンザニア・ウガンダ戦争と、続くウガンダの内戦で政権が崩壊した。

○戦争はウイルスからみれば人間の愚かさに笑いが止まらないかもしれない

コラムの著者によれば、徴兵や暴力、国土の荒廃による衛生面の環境悪化が、感染症を拡大させる。歴史上最悪のパンデミックを引き起こしたスペイン風邪もそうだという。第1次世界大戦末期の1918年、ヨーロッパの西部戦線にいた軍関係者や兵士が次々と感染し、ドイツ軍、連合軍の双方に多数の死者を出した。結果、戦争の終結の要因の1つになったという。

国連も2020年3月新型コロナウイルスの感染拡大で、グテレス事務総長が「地球規模の緊急停戦」を呼びかけたという。だが、ロシアによるウクライナ侵略が発生。さらにイスラエルとハマスの戦闘が続いている。ウイルスからみれば人間の愚かさに笑いが止まらないかもしれない状況であろう。

再び、感染症をのさばらす過ちを人類が犯し続けるなら、それは全人類への敵対行為という他はないとコラムの著者は非難している。😷💉🦠🚲🍼👶📕✈️👝🚗✒️📕🧑‍⚖️👩👨💬📻⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01