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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「いいモノ語り:クラフトボス、時間かけて楽しむ」から 

2017.11.14   日経産業新聞の記事「いいモノ語り:クラフトボス、時間かけて楽しむ」から

従来と異なる飲み方を提案

コラムの著者 小林 仁氏(食品マーケティング研究所所長)は、サントリー食品インターナショナルが発売したコーヒーが従来のBOSSシリーズとは異なる新ジャンル「クラフトボス」が好調な理由をマーケティングの視点で語っている。

○現代のオフィスワーカーの新しい働き方にフィット

  コンセプトはこれまでのものとは異なり覚醒ではない。のどの渇きを癒し、働く傍らにいて、時間をかけて楽しむ新しいコーヒーである。

オフイスワーカーの新しい働き方に合わせて味わいを見直した。時間をかけて少しずつ飲むことを想定し、満足感がありながらもスッキリ飲み続けられる味を追求したという。

  • 200を超える製造工程の見直し
  • 新開発のペットボトルを採用したっぷりの500mlとした。また女性ファンも意識しスタイリッシュなものとした
  • 価格設定もリーズナブルに設定

といったことで、好調な売上だという。これまでのボトル缶でのコーヒードリンク市場は、プラカップが軟調で中小ペット型には成長の余地があるという。☕️💡⚡️🌎happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ヒット商品のない好景気」から

2017.11.10  日経産業新聞の記事「眼光紙背:ヒット商品のない好景気」から

創業間もないVBが世界をリード

コラムの著者は、カルフォルニアでEVのVBであるテスラの「モデルX」に試乗してその感想を述べている。

◯「おっ」と驚くヒットが日本にはあったか?

 コラムの著者が、「モデルX」に試乗して「おっ」と驚いたのは、ドアノブがないことだそうだ。鍵を持った運転者が近づくと、自動的にドアが開く。さらにエンジンではなので、走行中も静粛。アクセルペダルを踏むと、ポルシェ並みの加速を見せるがあくまでも静か。

つぎのオートパイロットを使ってみた。モデルXには8個のカメラと12個の超音波センサー、1個のレーダーを搭載して、自動運転「レベル2」を実現。まだハンドルから手を離せないが、「ほとんどお任せ」のレベルだという。

明らかに従来のクルマとは異なる、新しい移動手段である。驚くことに、これを開発・生産しているのが、2003年創業のVBだということである。

かたや、日本の景気拡大はどうか。戦後2番目の長さになったというが、だが、「モデルX」のような「おっ」と「あっ」といわせる新製品やサービスは生まれたのであろうか。甚だ不可思議である。🇯🇵🇺🇸📈🚗🏢⚡️happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:物理学の片隅にあった液晶」から

2017.10.27  日経産業新聞の記事「TechnoOnline:物理学の片隅にあった液晶」から

構成分子の特徴を利用

コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、物質の三態、気体、液体、固体の分類からちょっと変わった液晶の位置付けとその応用について語っている。

◯いまや電子機器には不可欠な液晶部品

 物質の三態、気体、液体、固体の分類の裏をかく、液晶。流動する液体でありながら、要素となる分子が配向していて結晶的な構造を持つ。ところが意外に、この液晶は物性物理学の片隅にあったのが、今や時代の寵児となったことだという。

液晶ディスプレーはデジタル化した電子機器の普及によってごく一般的な表示装置になった。それには液晶の使い勝手の良さがあるという。要素分子は、棒状や平板状で、極端に非対称である。それだけにプラス、マイナスの電荷の隔たりが大きく、屈折率も非対称となる。これは、電場によって屈折率を変化させ、電気情報を光学情報に変換できることを意味する。これが、機械的な仕掛けを不要として、表示装置として簡単に利用できる特徴だという。🎓💎🌁⚡️happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「風向計:甘酒、冷やしたり食べたり」から

2017.10.31   日経産業新聞の記事「風向計:甘酒、冷やしたり食べたり」から

温冷自在さらに調味料まで

コラムの著者 粟飯原 理咲氏(アイランド代表取締役)は、「飲む点滴」とも言われる麹ベースの甘酒の人気とマーケティングについて触れている。

◯「空き時間」と「ながら時間」で異なる

 甘酒ブームは去っていないようである。1922年創業の清酒八海山の蔵元で知られる八海醸造では2009年から本格的な製造販売に取り組んだ麹ベースのあまざけが大ヒットした。純粋な麹と水だけで作る「麹甘酒」として人気を呼び今年4から9月期は134万本を販売した。

健康や自然、スローライフといった生活価値を求める層からの支持が大きいという。飲み方も従来の温めたもの以外に冷やして飲んだり、シーン自体も広がり、女性を主体とする顧客層も男性層に移りつつあるという。さらにお砂糖代わりに使うといった料理のシーンでも増えてきており、「食べる」甘酒も注目されている。

これから暖かい飲み物が増える季節。「食べる甘酒」のトレンドもマーケティング的には興味がある。☕️🍹⚡️💡🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「拡大鏡:工事説明書、3Dで安全に配慮」から

 2017.10.30   日経産業新聞の記事「拡大鏡:工事説明書、3Dで安全に配慮」から

業者向け工事説明書から一般ユーザ向け取扱説明書に大胆な改訂で改善進む

コラムの著者 高橋 慈子氏(テクニカルライター)が今回取り上げるのは優れたマニュアルを表彰する「日本マニュアルコンテスト2017」で最優秀賞を勝ち取ったパナソニックの「エネファームコジェネレーションシステム工事説明書」にふれている。

◯作業員の安全や効率化に貢献

 最優秀賞に輝いた工事説明書は、一般ユーザー向けの取扱説明書を意識したもので、大胆な改訂と改善を試みているという。

  • 工程全体を俯瞰できる3Dでの図解説明を追加→見やすさの向上
  • 情報を整理してグルーピング化 →探しやすさの向上
  • 「安全上のご注意」→適度な余白を用いて読みやすくし、イラストを追加してやるべきこととやってはいけないことを明確にした

従来の平面的なイラストを3Dかする効果は大きく、わかりやすく、しかも、効率的に作業ができると好評だという。また、現場の声として、必要な作業のページだけを持っていくといったことから、見開きから単ページに変更した。これによって、工事説明書の改善・進化が高生産性社会に貢献できると、表彰時のメッセージが表明されたという。マニュアルが製品に関わる作業者の安全と効率的で適切な作業を支えることにつながると言える。📔💡⚡️🏠🌍happy01