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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:介護役より親友ロボット」から

2021.11.19   日経産業新聞の記事「SmartTimes:介護役より親友ロボット」から

高齢化社会にロボット技術は有用

コラムの著者 久米 信行氏(iU情報経営イノベーション専門職大学教授)は、近未来研究会仲間でのコロナ禍で普及する最先端ロボットについて教示を受け、GAFAMのマーケット市場に匹敵するビジネスが構築できるとの示唆に興奮したという。

○ 認知症対応にも介護ロボットは重要

 久米氏は、日本がクラウド、ビッグデータ、IoT、AIを活用するサイクルにロボットを組み込めば、GAFAMに匹敵するプラットフォームビジネスが構築できると聞き、高齢化先進国でもある日本での介護ロボットの可能性は高いと感じたという。

介護に対する考え方も横木淳平氏の著書「介護3.0」やNHK番組などで紹介されているように大きく進歩し、認知症などでは、人間がこれに対応するよりも疲れ知らずのAIロボットが意外にも向いているという。

外観も人間と同じ顔や触感にして、久米氏は自分の亡くなった親友に模してほしいという。残念ながら人間では、同じ話の繰り返したり、突然狂気じみた妄想を語ったりする認知症の人に付き合うのは苦労するだろう。しかし、親友ロボットはニコニコしながら手を握り、辛抱強く聴いてくれるし、相槌も打ってくれる。何よりも自分の好みを熟知しており、ひとつひとつに共感してくれるだろう。

また親友ロボットは外出の際に行き先の示唆などを好みどおりにしてくれる。手をひきながら、自分を冒険の旅に誘ってくえるだろう。📖💼💴🩺👩👨🚘🚗📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「いいモノ語り:ブルーシートのバッグ、デザインで社会貢献」から 

2021.11,10 日経産業新聞の記事「いいモノ語り:ブルーシートのバッグ、デザインで社会貢献」から

日本のデザインが良質の商品を作るだけでなく社会貢献にも

 コラムの著者 栗坂 秀夫氏(パシフックデザインアソシエーツ代表)が取り上げた商品は、一般社団法人「BRIDGE KUMAMOTO 」(熊本市)の使用済みブルーシートを利活用したバッグである

○2012年の熊本広域大水害、2016年の熊本地震の災害で利用されたブルーシートを原材料に

 栗坂氏が今回取り上げたバッグは、社会貢献を主体とする「ソーシャルデザイン」の一環であり、売上の一部を様々な被災地へ寄付するというものである。

国内ブルーシートは、80億円の市場規模で、災害時の家屋の補修や建築現場の保護、ハイキングの敷物など広い用途を持っているという。熊本県の被災地では屋根の漏れ止めや崩れた壁の保護などに使われてきた。当時は使用していたブルーシートは使い捨てとなり大量のゴミとなった。熊本県では再活用して新たな商品と仕事を生み出そうとしている。

同法人は熊本市にあるボランティア団体で、代表の佐藤かつあき氏は、誰も取り残さない社会の実現を目指している。佐藤氏自身が経営するデザイン事務所で使用済みの多くが洗えば再活用が可能であることに着目し、原材料のブルーシートに機能性とデザイン性に優れたバッグを発案して商品化したものである。

日本はデザインでの商品開発に定評があるが、商品をデザインすることを通じて社会に貢献する活動がさらに活発になることを願いたい。👜🏯📗🖥👧👦🛌👧🏢🕛📈🏢💡⚡️🌍happy01🌳🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:レトロマーケティング」から

2021.11.10   日経産業新聞の記事「SmartTimes:レトロマーケティング」から

過去の直接体験から疑似体験で裾野を広げる

コラムの伊藤 伸氏(東京農工大学教授)は、懐かしさから肯定的な感情やイメージを引き起こし、製品やサービスの購入に結びつける手法であるレトロマーケティングについて解説している。

○ 本丸は観光やイベント、対人サービス

 伊藤教授によれば、レトロマーケティングは過去にヒットした製品・サービスと絡めれば、新製品や新サービスよりも顧客の心を掴みやすいとという。日本での長期の消費低迷に貢献はするだろうが、直接的な体験のみでは、「昭和レトロ」や「平成レトロ」の裾野は広がらないという。

最近、「昭和レトロ」や「平成レトロ」が流行っているという。西武ゆうえんちやレトロカメラ、菓子、ゲーム機、映画など話題も多いという。伊藤教授も絶版になっていた乗用車の復活報道に人気が集まり、その懐かしさから直接体験を思い出すと言う。直接的体験には最も単純なレトロマーケティングの効果があるという。過去に繰り返された体験とその後の空白期間に依存するという研究報告もあるという。年齢が上がると懐かしさは強まり、乗用車の例では、メーカーは車種名の商標を維持しようとする。

ついで注目されるのは、直接的な体験がない過去にノスタルジーを感じる疑似体験に対するレトロマーケティングである。直接体験に限れば中高年が主役で、一方、疑似体験型は若年層も含む。若い消費者は各種メディアや親の世代から見聞きした知識を基に懐かしさを感じるものである。懐かしさの起源が直接体験から疑似体験に変われば、レトロマーケティングの対象となる潜在顧客は拡大することになる。疑似なので根拠は弱いが、ノスタルジーを感じる製品やサービスの消費に価値を見出すのは全く同じであろう。

さらにレトロマーケティングは国内のみではなく、海外にも広がっているという。特にコロナ禍で大きく落ち込んだ観光業やイベント関連、対人サービス業は本丸となる。海外にいるアニメや漫画の聖地巡礼の体験者など訪日観光客に沸いたのもレトロマーケティングの対象ともいえる。映画やアニメで日本の疑似体験している外国人も少なくない。さらにSNSでの顧客動向の分析で、個別に広告を提示することもでき、レトロマーケティングの効果は大きい。📖💼💴🩺👩👨🚘🚗📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:アニメ囲い込みは是か非か」から

2021.11.10   日経産業新聞の記事「眼光紙背:アニメ囲い込みは是か非か」から

独占が仇となり視聴者が増えないケースも

 コラムの著者は、ネット動画配信サービスで日本のアニメの囲い込みが激しいと語っている。

○まるで人質に取られたよう

 コラムの著者によれば、米ネットフリックスやディズニー・プラスなど海外勢に加えて、フジテレビ・オン・デマンド(FOD)など国内の動画配信サービスが参入し、乱戦模様だと言う。

アニメファンによると、アニメの囲い込み戦略は、「人質にとられた」ようなものだという。人気のある作品があると、続編を見たいのが人情で、さらにファンであれば、何度も見たいという。しかし、独占配信は、特定の人気作品を囲い込むだけで、その他のアニメ作品は貧弱となれば、視聴者は増えず、頭打ちになってしまう。視聴者にとっても、面倒な解約や乗り換えの手続きなど考えると、放置することになる。

視聴者を増やすには独占配信とオリジナル作品を制作する必要が出て来る。米ネットフリックスがアニメ制作会社を支援するのも、独占コンテンツの戦略の一部である。2021年10月〜12月期に予定されているアニメは62作品だという。どこまで埋没せずに視聴者を増やせるだろうか。🎥🎽📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕happy01🌏🇺🇸🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:小売業の社会貢献、店から地域に広がる活動」から 

2021..11.2  日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:小売業の社会貢献、店から地域に広がる活動」から

店舗を軸に住民や消費者に環境問題を直接働きかけ

 コラムの著者 高岡 美佳氏(立教大学経営学部教授)が今回取り上げているのはユニクロの地域と共に行う社会貢献活動の取り組みでスポーツ感覚の「スポGOMI x UNIQLO」である。

◯ユニクロの店舗活動

 高岡教授によれば、「スポGOMI」は、街を競技エリアとしてゴミ拾いを競う活動で、2008年一般財団法人ソーシャルスポーツイニシアチブが考案したものであるという。たばこの吸い殻やパットボトルなどにポイントが付加される。各チームが制限時間内に拾ったゴミの重量 x ポイントで競う。今回ユニクロは全国の店舗周辺で「スポGOMI」を開催し、近隣住民と地域に根ざしたコミュニティーづくりを目指すと言う。

確かに、ユニクロは店舗を持つ小売業で、店舗を軸にした環境活動を展開したいとっ考えている。不要な服の店頭回収と途上国での再利用を手掛け、さらに難民問題などの社会課題としての取り組みも始めている。 商品も環境負荷の少ない開発も大事であるが、小売の場合、メーカーとは異なり、店舗で直接消費者や地域従民に働きかけができる分、活動を広げることができる。しかも、環境への意識を押し付けるのではなく、楽しく参加できる企画を行うことで、海洋ゴミ問題などを学べる機会を与えることができる。ユニクロのこの試みは店舗を持つ小売業での1つの参考になると高岡教授は述べている。👔🗒🎁🚚☕️🍮🖥🍶😷🦠🏢🗒🏪🏢💡🔎⚡️happy01🌏🏡👝📦🇯🇵