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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:アニメの地域連携、作品愛欠かせず」から

2022.8.4  日経産業新聞の記事「眼光紙背:アニメの地域連携、作品愛欠かせず」から

制作側の地域への愛をもったコンテンツがヒットのカギ

コラムの著者によれば、アニメ「映画 ゆるキャン△」が7月1日の公開後、24日の時点で興行収入が8億3,000万円に達し好調だという。さて、そのヒットの背景は何か。

○実写ドラマや関連情報で「聖地巡礼」も発生

 コラムの著者によれば、アニメ「映画 ゆるキャン△」は、キャンプ好きな女子の日常を描いたマンガ原作のアニメで、意外な相乗効果があったという。

「ゆるキャン△」は2シーズン25話がテレビ放送され、同時期に実写ドラマも放送し多面展開された。女子高生5人の日常を描きながら、キャンプのノウハウや施設、道具を紹介。食欲をそそるキャンプ料理の数々も「飯テロ」と話題になったという。作品には主人公らが住む山梨県身延町を中心に、山梨・静岡・長野各県のキャンプ場や観光スポットが登場、ファンによる「聖地巡礼」現象も起こっている。

巡礼などによる関連イベントの経済効果は、約8500万円(山梨大学と山梨中央銀行経営コンサルティング調べ)で参加者1人あたりの消費額も16152円と一般旅行客を上回っている。身延町へのふるさと納税額もアニメ放送後の2017年度から急増し、20年度は2853万円に達したという。

実際はご当地アニメはそれほど成功例はないという。しかし、同作品がスタッフと主人公らと同様に冬季キャンプを体験したり、実感を得た上で制作したことが成功の鍵のようだ。やはし、「作品愛」がないと結果はついてこないようだ。🔥🍴⛺️⚡️💡🖼📖🎥📈🎒💴📞🚗🚀⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒🌏🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:メタバースの可能性」から

2022.8.3   日経産業新聞の記事「SmartTimes:メタバースの可能性」から

メタバースの可能性現実を反映した鏡像空間と創作された仮想空間

コラムの著者 栄籐 稔氏(大阪大学教授)は、最近のバズワードとしてAIに代わってメタバースが上がってきているという。メタバースの可能性について解説している。

○個人、場所、時間による物理的制約を解放

 栄藤教授によれば、メタバースはSF作家のニール・スティーブンスン氏が1992年に生み出した言葉であると言う。

SF用語は映画「マトリックス」に機械と戦う仮想世界を表現し、3次元仮想空間でのソーシャルメディアであるセカンドライフを生み出した。

その後20年間で、

  • 無線を含むインターネットの高速化
  • AIによるコンテンツの自動生成
  • VRゴーグルの飛躍的進化

でマトリックスの世界が現実になろうとしている。

メタバースは現実を反映した鏡像空間と創作された仮想空間に分けられるという。前者は実在する都市や施設をデジタルで再現することからミラーワールドやデジタルツインと言われる。シンガポール政府はバーチャルシンガポールという国を丸ごと3次元データ化するプロジェクトを推進しており、渋滞予測、災害対応、施設開発などの都市設計を市民に可視化しているという。日本国内では国土交通省が3次元都市モデルの整備プロジェクトを進めている。このプロジェクトからはシミュレーションで教育、医療•介護、建設、流通、環境・エネルギーの産業分野に最適化実験などで応用される。

創作世界のメタバースも多くの可能性があると言う。オンラインゲームはその代表だが、アバターでの仮想会議での体験は数年前のレベル以上であり、娯楽の分野では大きな成長が期待できると言う。バーチャルタレントやデジタル芸人を育成支援している芸能事務所もある。もはや、個人、場所、時間による制約もなく、演技者にもなれる。📱🩺🏥👩👨🚘🚗📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:DX時代のお墓と供養」から

2022.7.20   日経産業新聞の記事「SmartTimes:DX時代のお墓と供養」から

死後のお墓=WEBという考え

コラムの著者 久米 信行氏(iU情報経営イノベーション専門職大学教授)は、多摩大学全副学長 久恒啓一氏のDX時代の墓という発想に驚き、その内容を語っている。

○ 御霊前の代わりに寄付でWEBを維持

 久米氏によれば、久恒氏作の「久恒啓一図解WEB」は図解の達人であった同氏の「ライフワーク曼荼羅」になっていて、「私の履歴書」にもなっているという。WEBからさらに進化させてDX時代のお墓にすると聞いて久米氏は驚いた。確かに図解WEBは同氏の生きた証が分類整理されて保存、いつでもどこでもお参りできる。親族のみならず教え子や関係者も生前に気付かなかった深い学びも得られるという。

さらに、久米氏のアイデアでは以下のようなことも考えられる:

  • 葬儀の時が来れば、生前から発行されるメールマガジンで告知される。
  • 多くの親しい人が故人を忍ぶ弔辞をアップロードし、保存される。多くの人に弔辞が共有される。
  • 死後のお墓=WEBの維持費は、ご霊前代わりに寄付を集めて賄われる。
  • 定期法要の際には、故人が生前に縁者に贈りたいメッセージを選んでおき配信できる。
  • 感激した旧来の縁者や、死後にWEBに登録した新縁者が、少額の寄付をすることで永代供養もできる。

と考えて、久米氏は自分でDX時代のお墓をつくるサポート業をしたいという。久恒氏のように図解が得意な人は稀だから、生前の写真や投稿したSNSの記事などを整理していくようなこともできる。最初は対話しながらお墓の基礎設計をしてくれるプロが必要だろう。これまでの職歴や趣味歴、蓄積したきたコンテンツの種類を見て、図解WEBの表紙と分類棚を設計。クラウド上のサーバー(霊園)にお墓を建築。過去の資料や記録を納骨=格納していくのだという。さらに日常のSNSの投稿やログを自動的に同期して、タグ付けで分類できるようになれば便利であろう。📱🩺🏥👩👨🚘🚗📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「横山斉理の目:天候とマーケティング、常識が通用しにくい時代に」から 

2022.7.22  日経産業新聞の記事「横山斉理の目:天候とマーケティング、常識が通用しにくい時代に」から

経験則が最早通用しない気候変動

 コラムの著者 横山 斉理氏(法政大学経営学部教授)は、マーケティング計画で必要な環境分析が今や気候変動などの影響で既存手法では役立たなくなってきているという。

○3C分析、SWOT分析、PEST分析が通用しない時代

 横山教授は、企業を取り巻く環境が、自社に直接影響を与えることができるタスク環境と、そうでないマクロ環境があるが、

  • タスク環境:
    • 3C分析:市場・顧客(Customer)、自社(Company)、競合(Competitor)を分析。
    • SWOT分析:競合を想定した上で、自社の強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Oppotunity)、脅威(Threat)で分析。
  • マクロ分析:
    • PEST分析:政治(Politics)、経済(Economy)、社会(Society)、技術(Technology)という視点で分析、外部環境による自社への影響を予測する

これらの分析で、横山教授は、天候や天気からマクロ環境とマーケティングの関係を考察している。

日本には四季があり、マーケティング担当者はこれに合わせて計画を練る。長期的な天候の変動だけでなく、短期的な天気の変化によっても計画は左右される。降雨や気温の変動による売上変動は現場では経験則として常識として対応し、実際データはそれを支持するものが多い。

ただ、この「半ば常識」が曲者で、担当は多種多様なデータを取り扱うことから、多くは経験則で深く考えずに実行してしまう。つまり季節はまだまだ常識の範囲内だが、気候や天候はどうか。

最近は夏に夕立があるか、春の訪れの「三寒四温」はどうか。近年の暑さ、寒さ、降雨量が異常で常識を超えている。さらに酷暑、ゲリラ豪雨、爆弾低気圧、線状降水帯といった気象の「新語」が市民権を得ることになり、マーケティング計画を以前のような緻密さよりも柔軟性が求められている。🛒🧺🦠🖋🔑🚕🚗🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕happy01🌏🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「トレンド語り:2022年上期の家庭料理、アジアングルメ日常に」から 

2022.7.13  日経産業新聞の記事「トレンド語り:2022年上期の家庭料理、アジアングルメ日常に」から

長らく続いたステイホームの出口が見えてきた昨今の家庭料理

 コラムの著者 粟飯原 理咲氏(アイランド代表取締役)によれば、国内の家庭料理のウィズコロナでのトレンドを約3万人の料理インフルエンサーが参加する「フーディストサービス」の傾向から考察している。

◯旅行気分を家庭で味わえるアジアングルメがブームに

 粟飯原氏によれば、2022年上半期トレンド料理ワード大賞で新顔にSNSで賑わした「アジカングルメ」が並んでいるという:

  • 「麻薬たまご」:ネーミングが刺激的。内容は保存容器に刻んんだ長ネギやニンニク、唐辛子などの調味料を入れ、半熟卵を漬けた韓国発の味付け卵。おいしくて中毒性があることから「麻薬」の名称で流行した。
  • 「ヤンニョム○◯」:コチジャンベースの甘辛な韓国料理「ヤンニョムチキン」が人気となった。ヤンニョム肉団子、ヤンニョムちくわなどチキン以外にも応用が効く。メーカー各社からもヤンニョム味ソースが続々と発売。
  • 「豆腐干(豆腐皮・トーカンスー)」:低糖類で高タンパク質なヘルシーな食材として注目。コンビニやスーパーの総菜コーナーにも登場した。

このようにウィズコロナで海外旅行もいけない状態でSNSで現地のカフェや屋台を彷彿とさせるアジアングルメを投稿することが日常となり、口コミではネタとして欠かせないものになったという。📺⛱👕👖👔📕🏠🥻👔💡🚕🥬🥕🍞🐱📶📺🦠😷🍲🍵🏢📶📺🏢💡⚡️🌏happy01📂🌍🇯🇵🇰🇷🇹🇼🇨🇳🇮🇳