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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:シニア起業家への投資」から

2020.9.8  日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:シニア起業家への投資」から

米国VC業界でも未開拓領域

 コラムの著者 フィル・ウィックハム氏(SOZOベンチャーズ創業者)は、世界最大のグローバルPEファンドの1つ、APAX Partnersの創業者、アラン・パトリコフ氏の新たなファンドのついて語っている。

◯シルバー世代の襲来

 ウィックハム氏によると、パトリコフ氏は米アップルや米AOLの初期投資家でもあり、VCとしても著名で、自らの投資ファンドも立ち上げたが、先日、新しいファンド、Primetime Partnersを立ち上げたという。このファンドの特徴は、

  • 米国の高齢化社会に向けたプラットフォームや商品・サービスを提供する企業への投資
  • 高年齢層の起業家への投資

であるという。この領域はいまで見落とされてきた領域で、彼は「シルバー世代の襲来」があると予想しているという。

これまでの考えでは、年配の方々は、ICTに親しまず、ECやオンライン利用はしないと思われてきた。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大で、日常生活が自粛生活になると、高齢者もネットに向かわざるをえない状況になった。すでに中国でもその傾向が顕著で、世界のどの国よりもコロナ禍が深刻な米国では一層のEC化が進むと思われるという。おそらく、若年層では気づかない高齢者層向けのニーズやサービスを思い付くのは、同じ年齢層のアントレプレナー(起業家)ではないかという仮説である。もう一度、自分たちで何か社会のために役立ちたいというシニア起業家がでてもおかしくない。積み重ねた経験もあり、何度も起業するシリアルアントレプレナーもいるかもしれない。ここに今まではVCからの支援が受けにくいところがパトリコフ氏の目の付け所である。これは、高齢化社会にある日本が、刺激になるトピックではないだろうか。👩‍🦯💰💻🛠⚓️💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵🇺🇸

 

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