【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:新大河ドラマ、働く人に響くか」から
2020/01/16
2020.1.14 日経産業新聞の記事「眼光紙背:新大河ドラマ、働く人に響くか」から
人間ドラマは夢よりも励まし
コラムの著者は、NHKの大河ドラマが今年は放送開始が出演者交代などで遅れたことに落胆しているが、これまで人気のあるドラマの傾向について語っている。
◯明智光秀の描き方は?
新年当初から大河ドラマが始まると「今年も1年頑張ろう」と気合を入れる人も多いのではないかと、コラムの著者は述べている。
さて、その大河ドラマであるが、昨年の「いだてん」は全話平均史上率が大河史上最低だあったという。一方で、伏線回収の鮮やかさ、戦争責任へ言及など、脚本や演出は同時代を対象にしたドラマの中で突出したレベルにあったという。日曜夜の番組としてニーズに合わなかったと思えるという。
同様に、「平清盛」も港町への遷都で日本を開く改革者との設定であったが、期待は低く、視聴率も低かった。大河全盛期も赤穂事件を江戸時代の構造分析から描いた「峠の群像」も伸び悩んだ。どうも「いだてん」を含み、
- 国を変える
- 我々はどうあるべきか
といった大上段の問題提起は受けないらしい。
逆に好調であるのが、地方の武士や大名のサバイバルや立身出世もの。「真田丸」、「軍師官兵衛」、「武田信玄」などが人気で史上最高視聴率は「独眼竜政宗」である。現実を闘う会社員や経営者の心に響くのであろう。
さて、今年は明智光秀は主人公。生き残りの苦闘を泥臭く描くか、天下国家を論じるかで、視聴率が変わるだろう。人はドラマに厳しい時代には夢よりも励ましを求めるようだ。📺🎓📖🏦💴📊🔎⚡️🌍🌎🇯🇵
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