【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『忘恩』か『ごり押し」か」から
2018/11/02
2018.10.29 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『忘恩』か『ごり押し」か」から
伊藤忠とスポーツ用品製造メーカー
コラムの著者は、スポーツ用品の国内御三家といわれる、アシックス、ミズノ、デサントがともに関西発祥で、しかも同じ関西発祥の伊藤忠商事とデサントとの関係がヒートアップしている現状について語っている。
○デサントの2度の危機を救った伊藤忠
運動靴やボールの原材料となるゴムや革製品、綿を扱う問屋やメーカーが大阪、神戸に集中していることが背景で、国内御三家も関西にある。デサントの筆頭株主である伊藤忠商事も創業以来大阪・船場を本拠に成長してきた。今は大阪・梅田に置く関西系企業である。
一方、デサント創業者の石本他家男氏は15歳で故郷、石川県鶴来町(現在の白山市)を出て大阪の呉服店に丁稚奉公。野球用品などを手がける石本商店(デサントの全身)を設立した。1964年に米マンシングウェアと契約、同ブランド商品で急成長したが、拡大路線で失敗し、1984年経営危機に陥った。取引先の伊藤忠商事や住友銀行(現三井住友銀行)の支援で再建。しかし、1998年またしても独アディダスの商品契約が打ち切りとなって苦境に陥る。ここでの再建も伊藤忠商事が支援を行った。その後3代続いた伊藤忠商事出身の社長に代わり、5年前に創業家の三代目、石本雅敏社長は韓国事業で成功し、自立志向をとってきている。さらに伊藤忠商事からの買収提案も拒み、ワコールホールディングスとの提携に踏み切った。
まさにデサントの「忘恩」か、伊藤忠商事の「ごり押し」かで大阪秋の陣となっている。💶📈🌕💡🔎⚡️🌏⚽️
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