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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:認知症、予防する時代に」から

2018.3.15  日経産業新聞の記事「眼光紙背:認知症、予防する時代に」から

注目される「アポリボタンパク質E4」

 コラムの著者は、人類の難病克服の1つが期待できるメカニズムの発見と予防策について語っている。

◯がん治療に使われる遺伝子検査を応用

 最近、聞きなれない、アポリボタンパク質という物質が医学会で注目されているという。このタンパク質の役割は、脂質に結合して血中の脂質を運搬したり、細胞に脂質を受け渡したりするもので、特段特別な性質を持っているわけではないという。

問題はこのタンパク質の3つ遺伝子型E2、E3、 E4のE4がアルツハイマー型認知症との関係が深いと言われているということである。一般的には、E3までを持つ人が多いとされているが、E4は要注意となる。

しかし、どのようにこれを発見するのか。1つの手がかりは、がん治療などで利用される遺伝子検査である。すでに慶応大学病院では、プロジェクトチームを横断的に作り、E4の有無を確認する取り組みを始めているという。

遺伝子検査でE4の存在がわかれば、将来の罹患の可能性を予測したり、分子標的薬の選択などもできるかもしれない。人工知能の出現で一気に遺伝子解析も低コストで行えるようになっている。うまくいけば有効な治療法や予防法への道が開かれる。🎓🔬🏢🔍💡⚡️🌍happy01

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