【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:元素の周期表、要素整理し一般法則へ」から
2017/09/15
2017.9.12 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:元素の周期表、要素整理し一般法則へ」から
システムの要素を整理することで得た原理、法則の1つ
コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、全体の機能を発揮する元を要素に分解し整理することで一般原理や法則をサイエンスの事例を紹介している。
◯原子番号や原子量と結びつけてあらゆる元素を分類することは科学者の昔からの願望
この願望は、古くから試行され徐々にその周期性に注目されることになる。和田教授によればサイエンスは、万物を複数の要素が相互作用して全体の機能を発揮するシステムと捉えるという。だから未知の要素の発見とそこに見られる相互作用を一般原理、法則として理解する。
今回和田教授が取り上げたのはロシアの化学者メンデレーエフによる元素の周期律の発見である。
古くからの試行の主なものとして、
- 英国の化学者ニューランズ:1864年当時の既知の元素を原子量の順番に配列すると8番目ごとに似た性質の元素が出現することを発見。オクターブの法則である。
- ドイツのマイヤー:1969年、融点や原子容などの物理的性質が原子量の順に周期的に変わることを発見。
- ロシアのメンデレーエフ:原子量順に元素を並べると化学的性質に周期的変化があることを発見し、元素の分類表である周期表を作成した。1969年当時の約60種の元素で構成したが、未発見のところは空席にしてそこに来るべき元素の性質を予言した。
がある。
その後、メンデレーエフの周期表で空席に入る元素が発見され、周期表の信用があがり、新元素発見の原動力にもなった。🎓📖⚡️💡
コメント