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2017.5.15   日経産業新聞の記事「眼光紙背:値上げVS値下げ、勝者は,,,」から

4月以降の値上げ、値下げの勝敗は

コラムの著者は、消費市場の構造変化に着目し、どちらが有利であるかを説いている。

◯最近の「値上げ組」は不利?

今年度に入ってから値上げ組と値下げ組の企業が交錯したという。どちらの戦略が功を奏するか?

最近の値上げ組は;

  • 電気・ガス
  • 生命保険
  • たばこ
  • ティッシュ
  • バター・チーズ
  • 自動車のタイヤ など

でエネルギーと原料の値上がり、供給不足にあるという。

一方の値下げ組は、コンビニエンスストアやチェーン店の値下げ傾向である。かつてメーカーの値上げで業績悪化を経験したことから、今回はあえて逆に値下げにでる戦略をとるという。

この勝負のカギは、消費市場の構造変化であるという。これまでとは違い、総務省の家計調査などから分析すると、年収178万円以下の低所得者層が88%を占め、さらに無職の年金暮らしが2000年の20%から2016年には34%と高まる。年金暮らしやシニアの世帯では将来の年金が減ることから将来への不安があり、ますます節約志向を促しているという。

このような状況で値上げ組は少々分が悪いというのがコラムの著者の見方である。🇯🇵🌍📉📈😃

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