【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「拡大鏡:乳酸ドリンク、透明かつ味しっかりで注目」から
2016/10/06
2016.10.3 日経産業新聞の記事「拡大鏡:乳酸ドリンク、透明かつ味しっかりで注目」から
パーソナルサイズで利益率の高いカテゴリー
コラムの筆者 小林 仁氏(食品マーケティング研究所所長)は、天候に恵まれ、新製品の増加で前年比約2%増と続伸ペースの清涼飲料水市場の中で、乳酸系ドリンクの好調さに注目している。
○PB商品の影響を受けにくい
小林氏によれば、同社の調査で、2015年は約4810万ケースの市場規模。主力ブランドのリニューアルや新製品効果で約8%増の5200万ケースと拡大ペースであるという。
このカテゴリーは、乳酸ドリンクタイプと透明ニアウオータータイプに大別され、両者とも増加傾向であるという。各社の動きは以下のとおり;
- サントリー食品インターナショナル;ニアウオーター「贅沢ヨーグリーナ&南アルプスの天然水」
- 乳清の乳酸菌発酵液を絶妙にブレンド。水のように透明で後味すっきりで飲めるのに、フレーバーの味がしっかり実現。16年も好調。
- アサヒ飲料;アサヒおいしい水シリーズとして「おいしい水プラス『カルピス』の乳酸菌」
- 好スタート
- 日本コカ・コーラ;「ミニッツメイドヨーグルトスタンド
- 乳酸菌入りヨーグルトベースに、甘味素材「希少糖」を使用。ほどほどの甘さと独特のとろみ感、ナタデココのつぶつぶ食感が楽しめる。1本あたり87キロカロリーとヘルシーで女性に人気。
乳酸系ドリンクは、ナショナルブランド主体で構成され、PB商品の影響を受けにくい。パーソナルサイズで、利益率も高いという。
機能性飲料市場へのテコ入れに今後利用されるという。
コメント