【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:留学生採用の『ガラパゴス』」から
2016/10/19
2016.10.14 日経産業新聞の記事「眼光紙背:留学生採用の『ガラパゴス』」から
適性テストも日本人しか念頭になく
コラムの著者は、中堅企業で外国人元留学生の採用について現状を説明し、採用がまだまだ外国人向けでない点を指摘している。
◯離職率が低い元留学生
大阪市で産業機器商社であるエバオンの現状は、
「従業員100人程度の会社ですが、9人が外国人元留学生です。もっと採りたいのですが、離職率が低いのでパンパンの状態です」
と同社の谷口慎吾氏は語っている。24年前から、中国人、タイ人、インドネシア人を採用したが、海外事業部や営業の第一線で日本人とともに働いているという。
政府も2020年の国内の外国人留学生を30万人に増やす計画である。すでに20万人を突破しているという。一方、留学生の日本での就職率は日本全体の大卒就職率が68.8%であるところ、34.5%に止まっているという。
採用の現場では、「日本の就活はガラパゴス化している」と指摘している。たとえば、人材サービス会社などが提供する適性テストなどは日本人しか念頭になく、留学生にとっては時間が短く、優秀生もはじかれてしまうという。
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