【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:新成人を侮るなかれ」から
2016/10/05
2016.10.3 日経産業新聞の記事「眼光紙背:新成人を侮るなかれ」から
デジタル・ネイティヴの新成人時代
コラムの著者は、民法の成人年齢の引き下げ、大学生の奨学金利用の拡大などをにらんで新ビジネスのチャンスについて触れている。
◯情報の達人の世代
ソフトバンクグループの孫正義社長が、みずほ銀行と組み、来年から始める金融サービスで若者をターゲットとするという。携帯電話の支払い履歴などをAIで分析し、融資が難しかった若者たちまでお金を貸せるという。
大学生の二人に一人が奨学金を借りている時代。学費などお金に困っている若者も多いからだ。また、民法の成人年齢の引き下げで、自分でローンを組む新成人が理論的にはできることになる。孫氏は、そこに新しいビジネスの機会もあるとみたのかもしれない。
若者を契約でのトラブルから守る一方で、消費者教育の必要性が叫ばれているが、大人も同様に注意が必要だ。新成人は、インターネットやスマートフォンを使いこなし、SNSにも慣れ親しんだデジタル・ネイティヴ。彼らの情報発信力や拡散力は大人たちの予想をはるかに超えるものとなろう。ネット上で一度ブラック企業などと評判が広がれば、大きなダメージを受けることもある。くれぐれも甘くみてはいけない世代だ。
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