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2016.7.21   日経産業新聞の記事「眼光紙背:がんばる和製キャラ」から

政治の季節を迎える中国

コラムの著者は、最高指導部の人事を決める5年に1度の中国共産党大会を来秋に控えて、このところの政治と経済活動、とりわけ中国の民間企業との関係が動いていることを示唆している。

◯中国のバフェット、郭広昌薰事長

コラムの著者は、中国のウォーレン・バフェットとも称される、郭広昌薰事長(中国の投資会社、復星集団・上海市)と東京都内で会い、ある「事件」について触れた。その「事件」とは、表向きは捜査当局への協力で、4日間消息を絶ったもので、政府高官や国有企業の幹部に最近習近平指導部が行った反腐敗運動の一端とみられたものだという。

郭氏はその話をすると表情が硬くなり、実際は何もおとがめもなく解放されたのだが、どうも当局が同氏の民間投資の力を取り込みたかったとの観測があるという。

中国共産党大会が近づくにつれ、民間企業は反駁しながらも、政治の風向きに事業が左右されるとあって、望まない政治との相互関係を持たねばならないのだという。重苦しい関係が続きそうだ。camerahappy01

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