【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「風向計;共有オフィス、商業施設に創造経済の兆し」から
2016/05/17
2016.5.11 日経産業新聞の記事「風向計;共有オフィス、商業施設に創造経済の兆し」から
ショッピングモールが巨大コワーキングスペースに変貌
コラムの著者 岩崎 博論氏(博報堂イノベーションデザイナー ディレクター)は、米サンフランシスコでのコワーキングスペース(共用オフィス)の展開で新しい経済の兆しを感じたという。
○起業家やフリーランサーが仕事場として利用
岩崎氏が訪ねたのは以前は大きなショッピングモールがあったウェストフィールドサンフランシスコセンターで、巨大なコワーキングスペースに変わっていたという。起業家やフリーランサーが仕事場として活用し、大部屋型の共用オフィスである。月額会員制で、デスクスペースのほか、ロッカーや会議室が使える。名前は、BESPOKE(ビスポーク)といい、オーダーメードの服という意味だ。キャッチコピーが「テック系起業家のために誂えた」とある。スタートアップには向いているという。
日本でも東京・六本木にある「テックショップ」がコワーキングスペースとして開店した。テックショップにはメーカーズと呼ばれるスタートアップ企業が試作品をつくるために活用されているという。しかも商業施設の一角にあることから、複合オフィスにはこれまで小売業、フィットネスジム、マッサージ店などのサービス業という常識を覆し、自らものを作ったりビジネスを起こしたりする創造に向かっているという。今後の創造経済の兆しかもしれないと岩崎氏は読んでいる。
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