【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「マニュアルNOW:万年筆やさしく道案内」から
2015/08/07
2015.8.4 日経産業新聞の記事「マニュアルNOW:万年筆やさしく道案内」から
取扱説明書がユーザに豊かな体験をする情報を提供
コラムの筆者 高橋 慈子氏(テクニカルライター)は、パイロットが税別1,000円と手頃な価格で2013年10月発売した万年筆「kakuno(カクノ)」の取扱説明書を取り上げ、製品の基本的な使用法から応用まで広げる情報を提供していることについて語っている。
○万年筆初心者がターゲット
最近のスマートフォンの流行で逆に手書きへの関心が高まっているという。同製品も、当初のターゲットは小学校高学年層だけでなく、手書きを楽しむ20代から30代へユーザーを広げているという。
『ジュニア世代向けながら、しっかりした機能を持つ商品。万年筆を道具として使ってもらうための入り口になるよう、すべてを丁寧に説明した』
と同社の営業企画部主任 斉藤真美子氏はその狙いを語っている。取扱説明書にあたる『やさしい万年筆kakunoの使い方』では、
- キャップに開け方
- カートリッジの差し込み方
- 水洗いの方法
などをイラストではなく、写真を利用。
- 好みの色が使える(色彩雫;Iro shizuku)
- インク瓶からのインクの入れ方
も説明。万年筆をどう使うか、基本操作の方法を示して自分の好きな使い方を伝えている。ユーザの利用をより豊かにするために取扱説明書が利用されていることが注目である。
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