【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『一帯一路』、構想は壮大だが…」から
2015/05/22
2015. 5.18 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『一帯一路』、構想は壮大だが…」から
中国の中華思想の1つ?
コラムの著者は、中国が提案する「一帯一路」構想について、若干批判的に見ている。
○壮大だが、経済的には疑問
「一帯一路」の意味は、
- 一帯;中央アジアを抜ける陸路
- 一路;インド洋など海路
で、アジアと中東、欧州を結ぼうとする構想であるという。
壮大な計画で魅力的だが、コラムの著者は、その経済性に疑問を持っている。
中国からドイツまで通関手続きを含め、鉄道で20日かかるという。時間的に物流として中途半端であり、途上の人的なリスク(破損や盗難)も大きいという。また、「一帯」沿線は、人口も少なく、産業として成り立つものは天然資源の輸出ぐらいで、これが中国の狙いだという。
さらに不思議なのは、「一帯一路」の東端が中国であること。シルクロードで運ばれた物品は平城京まで行き着き奈良の正倉院がその終点であるといわれている。どうも、「一帯一路」は中華思想の1つかもしれない。
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