【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:洞察に必要なこと、対象の仕組み理解を」から
2015/02/06
2015.2.3 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:洞察に必要なこと、対象の仕組み理解を」から
洞察力を養うにも対象のイメージが必要
コ ラムの著者 山﨑弘郎氏(東京大学名誉教授)は、現代人が技術の進歩によって機械の入り口よ出口だけが理解でき中間が見えない状況の得失について語っている。
○ブラックボックスになった「仕組み」
タイプライターはキーを押せば対応した文字が印刷された。操作する人間が機械の仕組みが見えてわかった。車のアクセルペダルもケーブルでエンジンのスロットルに直結し、直接見えなくてもイメージできた。
これがパソコンになり、タイプライターとは異なった文字選択の仕組みで表示するようになる。直接見えない代わりに漢字変換など便利な機能が使えるようになった。車も電子制御スロットルになり、オートクルーズ機能や急停止などに対する制御もできるようになった。制御コンピューターのソフトウェアで車の特性を加速優先、燃費優先などが選択できるようになった。
このようなプラスに対して、人間が困るのが、障害の予見ができない。入口と出口は理解できるが、中間がブラックボックスになっていて理解不能である。専門の壁を越えた幅広い知見による深い洞察力が必要になってくる。実際に故障が起こった時に原因究明に時間がかかる。そこでも洞察力が不可欠である。さらにこれを解決するためのツールも、対象をモデル化したり、仮想的な形で仕組みを可視的にしなければ、見えないものが見える洞察力が働かない。
技術の進歩も得失が、通常の運用でなく、異常や故障が起きた時に浮き彫りにされる。
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