【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行を読む:受託生産工場の衣料を通販」から
2015/02/04
2015.1.30 日経産業新聞の記事「流行を読む:受託生産工場の衣料を通販」から
日米で広がる品質重視の工場直販
コラムの著者 岩崎 博論氏(博報堂ブランドデザイン ストラテジックプランニングディレクター)は、アパレル業界でのEMSから独自ブランドで展開している日米企業について述べ、消費動向の変化を語っている。
○自社ブランドを持たず大手ブランドの品質で工場直販
日本での事例は、ライフスタイルアクセント(熊本市)が運営する衣料のECサイト「ファクトリエ」で、格安価格であるが、大手ブランドの製造品質で届けることや、工場・職人の物語を紹介しながら品質への期待と信頼を獲得しているという。
さらに米国サンフランシスコに拠点を置く、GUSTINは完全受注生産でリーズナブルな価格を実現しようとしている。このプロセスは、クラウドファンディングに似ている。
まず、デザインが提示され、購買希望を募る。一定以数以上の希望が集まれば、生産をスタートする。これにより、意図しないセール価格での販売や廃棄などを避けることができる。希望者も、生産されるかゲーム感覚で見守ることができ、買い物の新しい楽しみを与えている。
この日米の会社は共に品質を重視し、顧客の支持を得ることで支えられている。流行を追うことから、作り手への敬意とともに、より高い品質を求めるといった消費行動の変化を読み取ることができるという。
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