【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:バレンタイン向けチョコ」から
2015/01/11
2015.1.8 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:バレンタイン向けチョコ」から
コラボ商品の進化形をみる
コラムの著者 高岡美佳氏(立教大学経営学部教授)は、バレンタイン向けのチョコレート菓子「ダース」(森永製菓)の試みを取り上げている。
○国内有名アパレルブランドと恊働
パッケージの中身は森永製菓、パッケージのデザインは商品名「ダース」のロゴとチョコレートの絵を除いた範囲でアパレル側がデザインして恊働したという。
ターゲットは10代から20代の女性。昨年はブランド4社と進めた企画であったが、SNSなどで好評であったという。さらに口コミで購入量も増えたという。今回はさらにブランドを増やし、さらにリアルのアンテナショップも表参道ヒルズなどで展開し、フレーバーも増やしたレアものも設定したという。また、7日からは同商品をもって自分撮りした写真投稿もSNSで展開している。
商品パッケージは商品の中身や特徴を消費者に伝達する機能をもつ。それを維持しつつ、多くのファンを持つアパレルブランドの世界観をうまく表現したパッケージであれば、これまでの購買動機とは異なった消費者の取り込みも可能と読んでいる。一方、アパレス側は、自社の商品を取り扱っていないコンビニやスーパーで広告できるというメリットがある。さて、この協業、他の事業でもアイデア次第かもしれない。
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