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2015.1.16    日経産業新聞の記事「流行を読む:台湾発パイナップルケーキ」から

ブランド化で台湾の地域農家も元気に

コラムの著者 栗坂 秀夫氏(パシフックデザインアソシエーツ代表)は、ここ数年、日本にいながら世界各地のスイーツが気軽に味わえ、その中で台湾に注目している。

○完熟パイナップルのスイーツ

従来のスイーツの多くが欧米からのものが多かったが、アジアからの導入も増えているという。台湾から来たパイナップルケーキ「サニーヒルズ(微熱山丘)」はその一例で、素材と味へのこだわりで知名度を上げている。

台湾中部の南投で育成したパイナップル。日本向けには6〜7月の甘みが強いものを選択。生地には国産小麦粉、 仏エシレ産の発酵バターを使い、自然な甘み、芳醇な香り、軽い食感、保存料や添加物を一切使わないことが、口コミで広がり、日本での知名度も上げてブランド化を進めている。

サニーヒルズのヒットで、南投地区の契約農家も生活が安定し、生産意欲も向上した。顧客の口を楽しませることは、原料を生産する地域の振興につながっている。地方の衰退を食い止めるヒントがここにあるかもしれない。cakehappy01

 

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