【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:PB開発厳しい決断」から
2014/07/26
2014. 7.17 日経産業新聞の記事「眼光紙背:PB開発厳しい決断」から
熾烈な陳列棚シェア競争
コラムの著者は、トップメーカーの首脳がPB(自主企画商品)の投入に慎重である背景について触れている。
○出店攻勢の小売店
トップメーカーにとっては、PB商品は自社商品との差別化が必要でありマーケティング戦略が問われる。小店舗の展開が激しい昨今、陳列棚に置かれる品揃えがそのままシェアに影響を与えるという。
シェアトップの商品ならその座は確保される。しかし、それで安堵はできない。仮に陳列棚に同種の商品が2品目しか置けないなら、流通業の選択肢は、PBを置くか、それとも2番目のメーカーの商品を置く。もし、トップメーカーがPBをつくれば、陳列棚のその品目でのシェアは総取りができるわけである。一方で、トップメーカーがPBを作らなければ、トップメーカーはみすみす商機を失う。
また、仮にPBを開発したとしてもトップ商品との違いがわかる付加価値がないと受け入れられない。このジレンマをどう解決するかが各メーカーのマーケティング戦略にかかっている。
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