【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「パッケージNOW:籠にジャガイモ、高品質演出」から
2014/02/06
2014.2.4 日経産業新聞の記事「パッケージNOW:籠にジャガイモ、高品質演出」から
「高級ジャガイモ」のブランディング
コラムの筆者 竹原あき子氏(工業デザイナー)は、フランスのTouquet Savour社のブランディングにパッケージが絡んでいることについて語っている。
【高品質のジャガイモを特別なパッケージに詰めて他社と差別化】
同社は高級ジャガイモのブランディングに成功した事例で有名だ。きっかけは、1870年に出版されたレシピで、美味しいジャガイモを見出したことにあるという。
- 小型で病気にも弱く、収穫量も少ない、2種の種イモを1967年に発見。これを改良し、「栗にも似た」味が、高級レストランのシェフに評価された
- 今は、主力製品は16種。色、形、大きさが全て異なり、味も異なる
- 高級感は、美味しさに加え、フランスで最初に投入されたおしゃれなパッケージに由来するという。薄い木の板で編んだ籠に1キログラムのジャガイモを入れ、生産者と畑や花の写真、あるいは品質について印刷した説明書が透明のシートに包まれて販売。
- パッケージごと電子レンジで調理できるもの。クリスマスなどの季節もののパッケージなど同社はこだわりをもつ
- 同社のパッケージは土に帰る素材を利用して「エコパッケージ」の条件を満たしている
同社は、パッケージにおいてもジャガイモの品質同様にこだわり、販売の最先端にいるという。
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