【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:金とビットコイン」から
2014/01/08
2014. 1.6 日経産業新聞の記事「眼光紙背:金とビットコイン」から
話題の仮想通貨ビットコイン
コラムの著者は、ビットコインと金(きん)と比較してその特徴を説明している。
○金との相違点
EC(電子商取引)の決済手段として仮想通貨「ビットコイン」が注目されているという。発行額は、時価で一時90億ドル(9千億円以上)に膨らんだという。日銀も動向を注視していると黒田総裁が昨年12月の会見で明らかにしている。
ビットコインは仮想通貨で各国の規制に縛られず、中央銀行による制御が利かないという。金との共通点は、流通量の上限が決められ、複製も困難な希少性を拠り所にして、欲しいと思う人が増えれば取引価格が上昇するという点だ。
一方、相違点は、金は目に見え、ビットコインは見えない仮想空間上の存在にすぎない。金は、世界がどんな状況になろうとも世界各地で通用するが、ビットコインはインターネットというシステムに依存している。世界中のあらゆる取引に使えるものではない。投機対象にはなれるが資産とはならないとコラムの著者とみる。
金は、既に古代エジプトから3千年を超す歴史を持っている。これはピカピカの金属に人間が高い価値があるという「共同幻想」が前提である。この幻想は長い歴史に更に支えられているが、ビットコインはどうであろうか?
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