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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『堤家再興』の夢」から

2013. 12.5  日経産業新聞の記事「眼光紙背:『堤家再興』の夢」から

兄弟不仲がもたらしたセゾン・コクドグループの暗雲

コラムの著者は、11月25日に亡くなったセゾングループ創業者の堤清二氏の晩年の念願であった「堤家再興」について触れている。

○父・康次郎氏没後の西武グループの分裂

西武グループは息子の代で、清二氏が興したセゾングループと異母兄弟の三男である義明氏が継いだコクドグループ(西武鉄道、プリンスホテルなど)に分裂した。バブル崩壊後この兄弟に崩壊の危機が迫る。セゾングループは、「西洋環境開発」の破綻で解体に追い込まれる。ついで、コクドも2004年に起きた総会屋事件やインサイダー事件で経営危機に陥る。

清二氏もさすがに70歳代のなって父・康次郎氏との反駁を超えて、著書「父の肖像」では事業家としての康次郎を再評価していた。さらに、コクドは破たんの瀬戸際に陥り、弟・義明氏は銀行団に経営権を渡した。そのとき、清二氏は和解を義明氏に申し入れたが、不仲のままであった。

コクドグループも西武ホールディングスとして再編されたが、再上場を巡って筆頭株主と義明氏との対立で今後の動向が注目されている。

故人の意思がどこまで届くか、現状も分からない状態だ。happy01bus

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