【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:福祉用具もカラー化の波」から
2013/11/18
2013.11.15 日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:福祉用具もカラー化の波」から
おしゃれ化で口コミ
コラムの著者 高嶋健夫氏(フリーランス・ジャーナリスト)は、シニア市場の動向についてカラー化の視点で語っている。
○団塊世代は既存商品にもこだわり
シニア市場で、色彩豊かなカラー商品に人気が高まっていると高嶋氏は語る。介護保険の対象となる福祉用具でも多色展開する事例が増えているという。
リハビリ用の杖であるクローズド・クラッチは、黒、赤、青、オレンジ、ラベンダーといった色展開で、従来のむき出しの素材金属色ではないものが口コミで人気だという。同製品を取り扱う、プロト・ワン(東京・文京)では、今年9月までの直近1年間で販売実績は、姉妹品のオープン・クラッチと合わせて約3300本、前年比30%の大幅増となった。人気色は、黒、赤、青で、男性客の中でにもワンポイントアイテムとして赤を選ぶ人も多いという。
電動車いすを扱うヤマハ発動機でもカラーバリエーションが人気。車輪に付けるカラーキャップで、5色展開。専門的な国際福祉機器展で投票を行ったところ、オレンジ、チョコミント、ピンクなどが高人気商品だ。
戦後の豊かな経済を率いてきた団塊世代も70歳代に突入する今や、シニア商品のカラー化は大きなビジネスチャンスかもしれない。
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