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2013.10.25  日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:山形の芋煮、レトルトに挑戦」から

希少性こそがB級グルメの本来の姿?

コラムの著者 平林 千春氏(東北芸術工科大学教授)は、開発中の山形の芋煮レトルト食品で学んだB級グルメの食卓への味への道が険しいことについて述べている。

○山形の風物詩を家庭へ

河原での芋煮会。鍋を持ち込んで採りたてのサトイモを煮て、皆でつついて食べる『芋煮会」・山形県内でも味付けが異なり、地域の食材をふんだんに取り入れるB級グルメの走りのような食べ物と平林氏は語る。

この山形名物の芋煮を何とか手軽に食べられないかと、地方のサトイモ農家とレトルト食品の加工食メーカーと組んで、電子レンジでも簡単にできる即席型食品として開発に著者の平林氏も挑戦した。

結果はまだ開発中だが、多くの点で課題が出た。保存できるように殺菌加工すると、肉やネギが崩れて、味も変わってしまい芋煮とはほど遠くなる。改良を重ねたが、なかなか難儀をしているとのこと。

多くの全国B級グルメの即席食品化は難題であることに気付いたという。つまり、家庭で手軽に楽しめるのなら、あえてイベントをやる必要もないし、買い求めもしない。希少性こそがB級グルメの本来の姿と気付いたという。happy01

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