【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:五輪開催も浮かないゼネコン」から
2013/09/19
2013. 9.12 日経産業新聞の記事「眼光紙背:五輪開催も浮かないゼネコン」から
職人不足が建設業界を厳しくしている
コラムの著者によると、建設投資が東京オリンピック大会開催で人気が集中しているにも関わらず、職人の要員確保が難しく、労賃の上昇で工事採算が悪化して、各ゼネコンの採算が急速に悪化しているという。
○建設業就業者数は減少傾向
総務省労働力調査によると、1997年685万人をピークに2012年は503万人に減少。さらに技能工・建設作業者が464万人から337万人と約3割も減少し、慢性的な人手不足を招いている。さらに、鉄筋工や型枠大工などの専門職人がいなくなり、要員確保が難しいだけでなく、労賃を上昇させている。この為、ゼネコン各社の採算は悪化しており、需要や投資はあるものの、人件費増で厳しい経営状況だという。
更に2020年の夏季オリンピックに加え、東北復興で職人不足はますます不足している。
○入札出来ない事態も
函館市の「函館アリーナ」の工事入札が再三の延期に見舞われているのも、入札価格が予定価格を大きく上回った為に不調。この事例にもたがわず、オリンピック関連の建設工事は必然的に高騰しそうである。インフレ到来の速度をオリンピック招致が加速しそうである。
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