【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:カード決済にスマホ、国内普及占う少額利用」から
2013/05/26
2013.5.22 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:カード決済にスマホ、国内普及占う少額利用」から
専用端末不要、スマホやタブレットで決済
コラムの著者 岩崎博論氏(博報堂ブランドデザイン ストラテジックプラニングディレクター)は米国で普及の兆しにある、決済サービス「スクエア」(▶参考)に注目、日本市場での展開について語る。
○スマートフォン、タブレット端末を使ったクレジットカード決済サービス「スクエア」
スマホに取り付けるカード読取器の形が真四角(英語でスクエア)。それをスマホやタブレットのイヤホンジャックに接続し、専用アプリに金額を入力。カードをスクエアの機器に通して、画面でサインをしてもらえば決済完了といった仕組みである。
話題になっているのは、創業者がSNSの雄であるツイッターの創業者の一人であること。狙いは、大手のクレジットカード会社が狙わない、所謂ロングテールにある、小規模店舗や個人に対する決済である。これまで決済端末の初期導入費が必要であったが、スクエアのサービスで不要となり、米国では決済端末をスクエアにおきかえる小売店も出てきたという。
○少額決済に商機あり
スクエアの昨年の決済総額は100億円を超え、ビジネスとしても成長し始めている。日米の競合として、
- ペイパルヒア:ソフトバンクと米ペイパル
- 楽天スマートペイ:楽天独自
- スマートフォン決済:ベンチャーのコイニーとクレディセゾン
などがサービスを始めている。日米の比較でクレジットカードの普及が米国ほど進んでいないことや数百円の少額決済が日本では少ないといった現状がある。しかし、岩崎氏によるとSNSなどで小規模事業者の営業が容易になり、これらが少額決済を当り前としたクレジットカード決済が普及すると睨んでいる。日常生活に影響を与える日も近いかもしれない。
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