【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:大産油国イラク台頭の衝撃」から
2013/03/26
2013.3.13 日経産業新聞の記事「眼光紙背:大産油国イラク台頭の衝撃」から
新興国の成長持続の鍵
コラムの著者は、米国のシェールガス革命で見落とされがちな石油増産に動く、フセイン政権崩壊後10年が経過したイラクに焦点を当てている。
○中国やインドの原油需要を支えるイラク
国際エネルギー機関(IEA)が2012年11月に報告した「世界エネルギー展望」。大きな話題は、
- 米国が2017年までに原油・天然ガス生産国となる
- イラクが2035年までに世界の原油生産量の45%を占め、2030年代までにロシアを抜いて世界2位の原油輸出国となる
とある。前者は大きな話題となったが、後者は、増大する新興国の需要を満たせるのは中東産油国だけであり、「イラク増産の成否が今後を左右する」と同報告にもあるという。
イラクは、潤沢な埋蔵量に加え、ロシアの11分の1、米国や北海の15分の1という低い生産コストが強みである。ここでの課題はテロと政治の不安定さとそれによる法整備の遅れ。新興国が今後も成長する鍵は、意外にイラクにある。
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