【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:ブランデー市場の再浮上、果物漬け込み新提案」から
2012/11/18
2012.11.14 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:ブランデー市場の再浮上、果物漬け込み新提案」から
使ってもらう新ドリンクやレシピで売上増
コラムの著者 粟飯原理咲氏(アイランド代表取締役)が取り上げるのは、サントリー酒類が企画したブランデーの新しいドリンクやレシピを使ったアプローチである。
○店舗へのアプローチから
長らく低迷していたブランデー市場で「フルーツと組み合わせる新しい飲み方」が再浮上のきっかけをつくった。
リンゴなどの果物をブランデーに一日漬け込み、炭酸やトニックウォーターで割るもので、「ブランデースプリッツァー」あるいは「自家製フルーツブランデー」と呼ばれている。
仕掛け人のサントリー酒類は、「女性に親しみやすい新たなドリンク」として店舗にアプローチした。狙いがあたり、首都圏・関東圏を中心に約1300店舗で採用されたという。
家庭でも「ブランデーのイメージが変わった」「漬け込んだ後の果実を料理に生かせる」と口コミが広がった。
○人気の要因
サントリー酒類スピリッツ事業部の竹内淳氏によると、「たった一日で漬け込むことが出来る手軽さがご支持いただけた。漬けた果物を使ったジャムやケーキ作り等の楽しみ方の幅広さも受け入れられた」と語っている。サントリーブランデーV.O.の10月単月売上は前年同月比15%増で、これからのパーティーシーズンで需要が伸びそうだという。
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