【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:無思想経営では危機に勝てず」から
2012/07/19
2012.7.17 日経産業新聞の記事「眼光紙背:無思想経営では危機に勝てず」から
危機的な局面打開には「思想」が必要
コラムの筆者は、小沢一郎代表が率いる『国民の生活が第一』という新党に因んで、経営者にも『経営思想』を重視すべしと警鐘を鳴らしている。
○当たり前すぎての党名と同じではいけない
コラムの著者は、新党の名称が当たり前すぎて、政治家が「国民の生活」を考えなくてどうする、党名は何も語っていない、と手厳しい。これは、政治の世界であるが、企業経営にも「利益追求」を叫ぶだけでは、企業は利益を追求するものだという説明にしかならず、本質を語っていないという。
○利益確保をいかなる価値観で立ち向かうかという「思想」が重要
今、多赤字であるソニー、パナソニック、シャープで止血対策は待ったなしである。ただ、社長が、記者会見や証券アナリストへの説明会で、部門業績などの数字を事細かに説明しても、こんごどのように経営を展開するといった「思想」がないと、絵にかいた餅の事業計画に陥ってしまうと、コラムの筆者が指摘する。
ソニーの井深大氏、パナソニックの松下幸之助氏など、偉大な経営者と言われた人は、独特の思想をもっていた。危機的な状況の今こそ、「思想」を持ち、無思想経営から脱却する局面ではないかという。
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