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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:東京オリンピックが待ち遠しい」から

2019.10.8    日経産業新聞の記事「眼光紙背:東京オリンピックが待ち遠しい」から

経済的、人間的豊かさでのおもてなしができるか

 コラムの著者は、最近のスポーツでの日本人選手や日本チームの活躍をみると来年の東京オリンピック・パラリンピックの開催が待ち遠しいという。

◯前回東京オリンピックのモットーを読み解くと

 前回の東京大会は1964年に開催され、戦後の復興期から高度経済成長期に入ったころで、交通インフラである名神高速道路や東海道新幹線ができ、テレビの普及で経済的な豊かさを感じ出した頃であったという。

当時の大会のモットーは、「より速く、より高く、より強く」であった。これを企業経営にあてはめると、

  • より速く:経営者の素早い意思決定
  • より高く:経営者のコンプライアンスやガバナンスへの高い意識
  • より強く:企業の経営体質や財務体質の強化

となろう。さらに、

  • より広く:グローバル化や提携に必要な経営者の広い視野

となろう。日本は、経済成長とともに負の面で光化学スモッグやヘドロなどの公害問題が生まれた。今は、持続的に生きられる環境と経済成長との両立が求められる。ESG(環境・社会・企業統治)やSDGs(持続可能な開発目標)を企業経営に取り入れ、経済的にも人間的にも豊かさが満ちることが重要で、来年はその両立でのおもてなしをしたいものである。⚽️⚾︎🏐🏑🏊‍♂️📖🗞🌃🏢💡🔎⚡️happy01🌎🎓🧒🇯🇵🗼


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:56年後のオリンピック、改めて問われる意義」から 

2019.9.27  日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:56年後のオリンピック、改めて問われる意義」から

パラリンピックがオリンピックを上回る種目が増える

 コラムの著者 関沢 英彦氏(発想コンサルタント)は、1964年の東京オリンピックから56年後の2020年に再びオリンピック、パラリンピックが開かれることから、その比較と今後について考えている。

◯遺伝子や細胞の操作、身体能力を高める「サイボーグ化」も議論

  関沢氏は、2回の東京大会で科学技術の発展は著しいが、人間の能力はどうかを考察している。

まず、オリンピックはどうか。

  • 金メダルの獲得数:1964年の東京大会の金メダルの記録を100とする。
    • 2016年のオリンピック大会:やり投げ109、砲丸投げ111、円盤投げ112
    • 2016年のパラリンピック大会:やり投げ215、砲丸投げ160、円盤投げ171

となって他の年代の記録も見ると、オリンピックよりもパラリンピックの方が記録の伸びが大きく、すでに健常者の記録を抜いた種目もあるという。

理由は、スポーツをする障害者が増えた、選手の努力、支援体制の整備、選手を支える技術の進歩があるという。健常者の記録を超えたドイツ選手のカーボン繊維製義足は湾曲しており、大きな反発力があった。その為に不公平であり、「テクノドーピング」に該当するという意見も出たほどである。

今後、記録面においてパラリンピックがオリンピックを上回る種目が増える可能性も高いという。その時にはオリンピック、パラリンピックの意義が改めて問われ、統合を求める動きも出る可能性もある。遺伝子や細胞の操作、身体能力を高める「サイボーグ化」も議論を呼ぶにだろうと関沢氏は予測している。⚾️🏀🏑🏊‍♀️�‍♀️🏓🏐⚽️🎓💻🏠📊🔎⚡️🌍happy01🌎🇺🇸🇨🇳🇷🇺🇩🇪🇬🇧🇰🇷🇫🇷🇳🇱🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:アップル時代、終わりの始まり」から

2019.9.18   日経産業新聞の記事「眼光紙背:アップル時代、終わりの始まり」から

技術の先頭集団から脱落し始めた?!

 コラムの著者は、米アップル社が新モデルのiPhone11の発表を聞き、その背景について考察している。

◯端末ハード事業からサブスクリプション事業への軸足の移行

 今回の新モデルには技術的に斬新なものはなく、関係者は低調な販売予測をしている。サムスン電子やファーウェイに商品力で見劣りしているのは否めない。価格もアップルとしては安いというが、中途半端な価格設定で、ブランドとしてスペックは落とせないというのが透けて見えるという。

基軸をハードウェアから動画配信サービス「アップルTV」とゲームの定額配信サービス「アップル・アーケード」のサブスクリプション事業に移すことも、端末の価格が思い切ったものでなければ戦術が成功するのは難しくなるだろう。

スマートフォン市場を創造し、人類のライフスタイルを変えたアップル時代の終焉かもしれない。🍎🎥🎶💻📱🌃🏢💡🔎⚡️happy01🌏🏡🇺🇸🇨🇳


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「小野譲司の目:写真通した記憶・記録、消費者誘導のヒント」から 

2019.9.13  日経産業新聞の記事「小野譲司の目:写真通した記憶・記録、消費者誘導のヒント」から

個客経験は視覚情報だけでなく五感すべてで形成

 コラムの著者 小野 譲司氏(青山学院大学経営学部教授)は、デジタルマーケティングや消費者行動の研究で、写真撮影が、旅行、観光、鑑賞といった体験や記憶にどのような影響を与えるかに関心を示していることを述べている。

◯顧客経験が重視される中で写真撮影はどうあるべきか

 小野教授によると、写真撮影という消費者行動について多くの研究者が関心を持っているという。SNSでけでなく、旅行、観光、鑑賞といった体験や記憶にどう影響を与えているのか関心を持っている。

撮影に没頭している人は、絵画や風景を楽しみているのか。インスタ映えするグルメ写真を目指している人は写真などを撮ることに興味が無い人と比べて会話や食事が楽しめているのか。また、ガイドブックで有名な場所、風景、絵画などをまるで模写するように撮影することにどう価値を感じているのか。撮影した方が、対象を思い出したりしやすいのか。このような疑問についての研究はようやく始まったばかりであるという。

ただ、一概に結論づけられない論点があると、小野教授は指摘している;

  • 写真撮影は何かを経験しているその場を楽しくするが、それはエピソード記憶になるか否かである。
  • 顧客経験は視覚だけでなく、音、香り、手触り、その場の雰囲気など様々の経験要素ができる
  • SNSで写真を共有する功罪があることが指摘されている。SNS疲れなどもこれに当たる

といった点で、企業が写真撮影をどう捉えるかで顧客の経験と記憶が変わることがわかる。🎨📸🎓📖🏢🏨⚡️🌍happy01💡💳t🌍


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ネットフリックスに選別の波」から

2019.7.29   日経産業新聞の記事「眼光紙背:ネットフリックスに選別の波」から

LTV(Life Time Values; 顧客生涯価値)の低下が不調の主因

 コラムの著者は、サブスクリプションの代名詞として成長し続けてきたネットフリックスの業績悪化の要因を考察している。

◯競合が増え複数の動画サービスを次々乗り換えるユーザーの増加

 7月18日の同社の株価の急落は時価総額にして、約150億ドル(1兆6千億円)が一瞬に消えたことである。世界の有料会員数は約270万人を確保したが、米国の有料会員が純減したことによるという。

競合が増えたこともあるが、注目すべき構造的要因はサブスクリプションをシビアに選別するようになったユーザーの行動であるという。見たいコンテンツが出た時間だけ契約し、見終わったらさっと解約するユーザーが増えたことである。

サブスクリプション事業は、LTVをいかに伸ばすかがキーだという。概算でLTV=月額料金×購買月数であるから、見終わったらさっさと解約するユーザーが増えるとLTVは上がらない。コンテンツ制作に投資した回収がうまくいかなくなる。この要因は、1月に料金の値上げを発表したことで、これから競合との競争が激しくなると、複数の動画配信サービスの有料登録、解約を繰り返すユーザーが増えると考えられる。

顧客をつなぎとめLTVを下げないためにも、サブスクリプション自体を柔軟に考える必要が出てくるだろう。例えば、使わないときは課金なしといったモードも必要となる。これらの改良がどうなるかが注目されるところだという。📺🎥🔧💻🏪🏢💡🔎⚡️happy01🌏🏡👝📦⚽️