W-ZERO3 Pocket Mindmapを使いこなす (2)
Pocket MindMapならではのユニークな機能があるので、いくつか紹介します。
1. Scribble(走り書きモード)
トピックを選択して、画面下の鉛筆のアイコンをクリックするとScribble画面が現れて、そこでペンを使った手書きの図がかけます。ペンの色も変えられて、ちょっとしたアイデアやメモを手書きで簡単に書けます。この手書きで書いた図は、トピックの属性となりますので、トピックのキーワードと絵が関連付けられることになります。タブレット版のMindManagerでは、同じことはできますが、PC版のMindManagerにはない機能です。
2. Record(音声記録モード)
トピックを選択して、ペンで長押しすると、Recordというメニューがあります。これを選択すると、なんと音声が記録できます。声を録音すると、自動的に選択したトピックのサブトピックとjなり、後で再生することができます。時間がないときは、思いついたことを音声で記録しておく手はありますね。しかし、自分の声を後で聞くとどうも気持ち悪さが残りますが。慣れるかな。
3. トピックの移動の履歴
画面下に左右に向いた青い矢印があります。Pocket MindMapは、トピックのフォーカスの履歴を記憶していて、この矢印を押すと、どのようにトピックを移っていったかがわかります。別のマップへのハイパーリンクがあった場合、別のマップに行ったときも、履歴を記憶しているので、矢印キーで元のマップに戻ることができます。
4. Task List
トピックのPropertiesとしてタスク情報が設定できます。設定できるタスク情報は、MindManagerと同じく、開始日、期限、優先度、進捗率、リソース名です。画面下のMapメニューからTask Listを選択すると優先度がついたタスクリストが表示されます。Map->filter settingで、タスクリストを表示するときにフィルター条件を細かく設定できます。
5. Pocket Outlookとの連携
Pocket Mindmapの英文マニュアルを読んだときに、Pocket Outlookと連携できると書いてあったのですが、Pocket Outlookの意味がわかりませんでした。W-ZERO3関連記事を読んでいると、それはW-ZERO3で標準でついている予定表、連絡先、仕事のことだとわかりました。早速、Task ListからOutlookへのexportを実行すると、"仕事"のリストに自動的に現れます。連絡先のデータをPocket MindMapのリソースとして読み込むこともできます。
6. Custom Property
トピックのPropertyで、カスタムプロパティを設定できるようになっています。MindManager verion 6にもカスタムプロパティがありますが、Pocket Mindmapのすごいところは、Property Satisticsを実行することにより、複数のプロパティの値の合計、平均値を表示する機能があります。
7. Internal
トピックのproperty画面を出してGeneral画面のInternalをチェックすると、Mapviewでは、それが見えなくなります。これをexportするときにfilterとして使うようです。表示したいときは、画面下の鍵アイコンを押します。この鍵の意味が、やっとわかりました。
8. Reference
Referenceは、MindManagerでいうことろのリレーションシップですが、Pocket MindMapは依存関係に対して、"derived from","predecessor"とかの関係の意味付けを定義できます。ここまでやるか。Referenceの線の引き方ですが、ちょっとコツがあります。まず、あるトピックを選択して、Referenceをタップします。次に、もう一方のトピックをタップすると、自動的にreference typeを選択する画面ができます。これで関係線が簡単に引けます。
こうやってPocket MindMapの機能を見ていると、なかなか豊富な機能を持っていることがお分かり頂けると思います。タスクの進捗率を50%とすると、枝のシンボルも50%のアイコンに変わり、なかなか芸が細かいですね。
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