こんな機能があったよ

【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:『ストックデールの逆説』」から

2011.3.25  日経産業新聞の「眼光紙背:『ストックデールの逆説』」より

究極状態で耐え抜いた米軍・将軍の秘密

コラムでは、「ビジョナリカンパニー2飛躍の法則」でも紹介された、米経済学者ジム・コリンズ著の「ストックデールの逆説」(▶参考)について触れ、大震災で我々が克服しないといけない気持ちを解説している。

ストックデールの逆説

どれほどの困難にぶつかっても、最後にはかならず勝つという確信を失ってはならない。
そして同時にそれがどんなものであれ、自分がおかれている現実のなかでもっとも厳しい事実を直視しなげればならない。

凄まじい捕虜生活。8年にわたる開放の希望もない収容所で、彼のサバイバルの秘密はこの言葉にあった。勝つという確信と現実を決して楽観視しないこと。

大震災で、事態は甘くない。それを直視しつつ、最後は復興する(勝つ)ことを確信して、一歩一歩すすむのが、老将軍が身をもって示した戒めだ。


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「人を動かす図解力①」から

2011.2.2 日経産業新聞の「人を動かす図解力①」より

図解力は自己の考えを可視化し、相手に伝達する能力を上げる

コラムでは、図解を使う目的として、「人を動かす」ことを挙げている。人を動かすことが仕事の基本だからである。

図解には、論理構成力が身に付く。言い換えればプレゼンの方法や話し方といったテクニックではなく、骨太な人を動かす基本的なエネルギーをうむことができる。さらに、

  • 思考整理機能
  • 問題解決機能
  • 意思伝達機能

があるという。思考の整理は、自分の考えていることを書き出し、「見える化」すること。問題解決は、自分でとけることと解けないことなどを整理した内容に対して考え、解決の糸口をみつけること。客観化するともいう。意思伝達は、自分の説明で相手にどう伝わるかの「他人への思いやり」を見出す訓練となり、コミュニケーション能力が高まる。

図解のプロセスを活用すれば、考え抜いた結果を相手に思いやって伝えることになり、人を動かすパワーになる。


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「美術で磨くグローバル思考⑪」から

2011.1.20  日経産業新聞の「美術で磨くグローバル思考⑪」から

宗教と美術が生む新価値

コラムでは、近代以前は、美術と宗教は蜜月の関係であったという。近代の自然科学の発達が、この蜜月に終止符をうったという。そんな中、昨年の伊勢神宮ビームではないが、世界的に宗教芸術の再評価が進んでいるという。

シャガールのフランスにあるロザリオ礼拝堂の絵画に代表されるように、ドイツ、アメリカ、韓国、タイ、日本といった各地での宗教施設や活動とのコラボは進みつつある。特定の宗教に限定されない精神性、超自然的な感覚を喚起するところに、近代が見落としてきた価値の再評価が始まっているという。

コラムの著者、森美術館チーフ・キュレーターの片岡真美氏が語るように、経済界も温故知新で過去の価値を再評価すべき時かもしれない。


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「情報組み合わせ常識破る発想を」から

2010.12.8の日経産業新聞の「情報組み合わせ常識破る発想を」より

脱・常識はA×B⇒Cのトレーニング

コラムの著者の金沢工業大学虎ノ門大学院主任教授 三谷宏治氏 (▶ 参考によると、アイデアを生むには日頃からの準備と「組み合わせのゲームのような」ものがコツだという。以前から私も、『【ヒット商品】ネタ出しの会  2. 準備編 「ネタ出し脳」をつくる15のトレーニング⑨量に挑戦!』などで紹介しているように、多くの発想は、

①A×B⇒C(異種間融合型)

②A⇒A’(改善型)

のタイプがある。三谷氏は、①を意図的にアイデアノートを使っておこうなおうというものだ。キーワードを相関ずにして因果関係を分析したりするものだが、私は、以下のような「発想の触媒」がないと、連想できないと思う。

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トレーニングについては、『【ヒット商品】ネタ出しの会  2. 準備編 「ネタ出し脳」をつくる15のトレーニング カウンセリング』以降にチャレンジしてほしい。

三谷氏も述べているように、「アイデアは分析力から生まれるものであり、この発見が、新しいアイデアをつかむ下地になる」という。同感だ!


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「デジタル文具で高める仕事力④」より

2010.12.8の日経産業新聞の「デジタル文具で高める仕事力④」より

デジタル機器はクラウドで自分用情報システムに

コラムの著者の高畑正幸氏 (▶ 参考)によると、携帯やiPhone、パソコン、iPadなどをクラウドサービスでデータの共有を行うと、それぞれの端末得意な機能を十二分につかえるという。以前のコラムで利用シーンでの使い分けを解説していたが、手帳などの紙も含めて、どこからでもインターネットに接続できれば活用できるクラウドサービスは重宝。しかも、ほとんどンサービスは無料あるいは低価格で提供されている。

同期機能は、いろんな端末の内部に記憶したデータを統一的に扱えるように同期をとる機能だ。例えば、パソコンで利用するグーグルカレンダーの予定表とiPhoneのカレンダーを同期することで、どちらかを更新、編集しても同期機能で、常に1つのデータとして扱うことができる。紙のようあちこちのデータを参照する必要はない。住所録なども、転記忘れや入力ミスも防げる。

このように考えると、データがどこにあるかというより、データにアクセスすることが問題になる。オフィスならデータにアクセスしやすいだろうが、移動中では、スマートフォンのようなインターネットとの接続とアプリケーションが動作する方が、きめ細かいアクセスができる。それぞれの自分の利用シーン再確認してクラウドサービスをうまくりようしたいものだ。