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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:在宅勤務定着で心豊かな生活を」から

2021.8.18    日経産業新聞の記事「TechnoSalon:在宅勤務定着で心豊かな生活を」から

心を豊かさを大切にした生き方へ

 コラムの著者 山﨑 弘郎氏(東京大学名誉教授)は、過去の高度経済成長で冷房のない通勤列車とオフィスにだけは戻りたくないが、今はリモートワークの普及で働き方が大きく変わったという。

◯戻したくない通勤ラッシュと長時間の残業

 山﨑教授はどこかあの時の活気はと願いつつ、もう二度とごめんだというのは冷房のない通勤列車とオフィス環境だという。確かに新型コロナウイルスの感染拡大は大変厳しい事態ではあるが、働き方を考えると、在宅勤務が奨励され、しかも通勤地獄がない状態だと悪いことばかりではないという。

  • リモートで仕事ができる人が増えると、通勤地獄が緩和される。仕事の分業体制を新たにして経済活動を復旧できないか
  • 目標を共有し、自律的に個人の目標を立てて仕事を進め、結果を評価する自律分散協調型の体制を早く確立したい
  • 長時間残業の見直し。残業のオーバーチャージは無駄な残業を増やす悪癖を産んだ。
  • 通勤時間分だけ在宅で過ごせるので、自宅の役割も変わった。疲労回復と安らぎのためだけでなく、より生産的な機能、オンラインで仕事するための空間が必要となった。家族と過ごす時間も増えたが、空間、つまり部屋の狭さも解消しなくてはならなくなった。これで断捨離やエコロジー、リサイクル、フリーマーケットが広まった。
  • ヘッドホンやイヤホンの売れ行きが好調なのは確かにビデオ会議のせいでもあるが、自分一人の空間を擬似的に手っ取り早く作ることにあるようだ。
  • 長時間の勤務時間という拘束がなくなると、できた時間を有意義に過ごす生き方も生まれる。家族との団欒や近所付き合いなど新しい繋がりもできる。

どうやら、高度経済成長期とはことなり、こころの豊かさを大切にした生き方が見えてきた。🦠😷📸🖨🧅🚜💻✏️🏙🌾🍓😅🏃‍♀️🏠😷🦠❄️🍅📖🔎⚡🌍happy01🗻🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:オフィス再開の高いハードル」から

2021.8.10  日経産業新聞の記事「眼光紙背:オフィス再開の高いハードル」から

ITエンジニアの在宅勤務の位置付け

ロンドン在住の女性エンジニアが日本企業系のIT企業に退職届を出した。理由は、在宅が原則であったのにコロナ禍で勤務形態が変わり週3回のオフィス出社を命じられたからだという。

○在宅勤務を既得権益に

 コラムの著者によれば、米Twitter社も新型コロナウイルスの感染拡大で世界各地の同社のオフィスを対象に全面的な在宅勤務移行を2020年3月に発表。同様の動きはテック企業に瞬く間に広がり、昨年の夏はITエンジニアの在宅勤務は常態化した。

当初、少なからずITエンジニアの在宅勤務は抵抗があったという。コロナ禍以前からIT業界では在宅勤務があったが、単純な入力作業やデータの整理作業が大方であったが、最近はテレワークの進化で自宅での作業効率がオフィス並みとなり、イメージもクリエーティブな仕事と変わってきたという。

ワクチン接種が進み、GoogleやFacebook、Appleなどは感染収束を念頭に9月からオフィス再開を相次いで公表したが、当のエンジニアたちは猛反発した。出勤ロスが少なく、感染リスクも少ない在宅勤務を「既得権益」と考える社員が増えているという。変種の発生で再開時期も延期するところもではじめており、オフィス再開はハードルが高くなってきた、💉🦠😷💿📺🎥🖋🔑🚕🚗🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕happy01🌏🇯🇵🇺🇸


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:『文献知』の共有について」から

2021.8.13   日経産業新聞の記事「SmartTimes:『文献知』の共有について」から

アラフィフの学びは「授業」を行うこと

コラムの著者 柴田 励司氏(インディゴブルー会長)は、自ら発起人である活動PHAZEのアラフィフ(50歳前後)のリカレント(学び直し)授業について紹介している。

○書店が、文献知のコミュニティーの入り口に

 柴田氏によると、PHAZEリカレントの一コマに、指定された文献を読み、その文献について12分間の「授業」を行うというプログラムがあるという。受け身ではなく、自ら「授業」を行うことで理解が深まるからだという。本の概要だけを伝えるのでは12分間の「授業」ではダメで、自分がどう感じたか、何を学んだかをわかりやすく伝えることが課題である。さらにその「授業」の受講生は、自分の周囲の人に本の紹介メールを出す。こうすることで、受け取った人は、ネットショップでのAIリコメンドではなく、知人の琴線に触れた感想を聞くことができ、普段本を読んでいなくても読みたくなるという。

柴田氏は、大手の出版卸の知人とともに、さらにこの活動を広げ、書店の活性化につながるとの期待で、実店舗の書店で、受講生から知人に送った推薦メールが掲示されることとなった。このように、ネットショップでの購入のように目的の書籍を買うことだけでなく、書店でのワクワク感を出し、さらに書籍に関するPHAZEコミュニティーなどとの出会いという付加価値を生んだ、📖💼💴🩺👩👨🚘🚗📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:日本の良いものを世界に」から

2021.8.11  日経産業新聞の記事「SmartTimes:日本の良いものを世界に」から

日本企業の情報発信力の弱さを気付きに

コラムの著者 田中 勇一氏(公益資本主義推進協議会 副会長)は、「本物を世界に」を経営理念にするFunTre社長 谷田部 敦氏の起業から現在に至る経緯を紹介している。

○副業で始めた動画制作がデジタルマーケティングの力に

 田中氏によると、同社は日本にある素晴らしいモノやサービスを世界に広げるためのデジタルマーケティングを展開している。

同社社長谷田部氏の起業経緯は、大学院卒業後に入社したドイツ系化学メーカーでの体験から始まるという。日本の化学産業の魅力をドイツ人上司にとっては中国や韓国の次にしかないという事実を知ったからである。事実これらの国に対して日本の化学産業は情報発信力で劣っていた。そこで谷田部氏は「日本の良いものがちゃんと発信される世の中を作りたい」と願い、起業の発端になったという。

さらに同氏の行動は続く:

  • 企業に勤めながら起業塾に通ってビジネスプランを作成
  • 動画制作に注目し、副業として動画配信とメルマガを始める。メルマガは1日に1回必ず配信。
  • 1年後、動画の先生と呼ばれ、2年経った時には動画の専門家として認知されるようになる。当初は20人ほどの読者も2000人を超える
  • 動画マーケティングのノウハウを惜しみなく提供しながら起業。個人でも事業を立ち上げる人が増える
  • 子どもがいる社員のことがきっかけとなり保育園を設立。地域のコミニュティーにも受け入れられ、多くのメディアに取り上げられる
  • コロナ禍も企業のオンライン化でピンチがチャンスになる。クライアントのオンラインお菓子教室が過去最高の売上に。オンライン学習塾でもデジタルマーケティングの力を発揮。
  • マーケティングノウハウを提供するビジネススクール「マーケティングカレッジ」を開講。300名超の受講生を輩出。
  • 地方自治体から地域の中小企業のマーケティング支援も好評

と、ステップバイステップで「本物を世界に」のビジョンを谷田部社長は実施し続けている。🎥📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵🇩🇪


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:多様化するヘルスケア業界」から

2021.8.10  日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:コロナ後のテック企業」から

コロナ禍で変わったライフスタイルでメンタルヘルス系がVB投資で注目

 コラムの著者伊佐山 元氏(WiL共同創業者兼CEO)は、米国、とりわけシリコンバレーでのヘルスケアについて多様性の発展について語っている。 

GAFAにとっても人材確保のため支援

 新型コロナウイルスで世界中の人々のライフスタイルが変わり、ヘルスケア業界の課題を解決しょうと多くのスタートアップが参入してきていると、伊佐山氏は語っている。これに対してVCの投資も盛んであるという。

さらにトレンドとして、メンタルヘルスが注目されているという。パンデミックによるリモート生活に伴い、孤独の問題や新しい家族関係のあり方に影響を受けて大きく伸びた。シリコンバレーでは日本のようなセラピーやカウンセリングに対する偏見がないため、社員に対してGAFAではサービスのコストを肩代わりしていたり、支援しているケースが多いという。2020年でグローバルにメンタルヘルススタートアップ企業が調達した金額は20億ドル以上と言われ、前年の調達金額11億ドルを大きく上回って急増している。

メンタルヘルス以外には、

  • フェムテック:女性の健康に特化したカテゴリー。こちらも資金調達が前年の13億ドルから16億ドルに増加。
  • 不妊治療:卵子凍結のサービスを提供するVBも。シリコンバレーでは高学歴の女性にとって卵子凍結は、出産時期の解放でGAFAなどはサービス料を支援することで Win-Winの関係になるという。

などが注目されているという。日本企業も国内の常識に縛られず、ますます変化する世界への常識や多様性の推進に今後も留意する必要性がある。👩👨🚘🚗📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵🇺🇸