Previous month:
2019年12 月
Next month:
2020年2 月

2020年1 月

【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:世の中噛み分けたロッテ重光武雄氏」から

2020.1.23   日経産業新聞の記事「眼光紙背:世の中噛み分けたロッテ重光武雄氏」から

競合との競争から抜け出たチューインガム開発

 コラムの著者は、ロッテの重光武雄氏を取り上げ、戦後の混乱期に事業を起こしたり再興させた人物の共通性について触れている。

◯「自らアクションを起こさないことが一番悪い」

 こう語ったのは、ロッテの重光武雄氏という。重光氏は、1946年「ひかり特殊化学研究所」を戦後焦土と化した東京で早稲田高等工学校で油脂や化学を学んだ知見を生かして復興に役立てようと創立。石鹸や化粧品の製造・販売を手掛けた。同社は後のロッテとなる。

化粧品のラベルには、文豪ゲーテの「若きウィンテルの悩み」のヒロイン、ジャルロッテの絵を用いた。誰からも愛される彼女の姿勢に心打たれた重光氏は、後にキャッチコピー「お口の恋人 ロッテ」も生んだ。

商売は繁盛したが。競合も多い。その頃、進駐米軍兵が噛んでいたチューインガムに着目する。彼らは日本の子どもたちにガムを振る舞い、甘さに飢えていた子どもたちは大喜びであった。同時に、噛むという行為が人間の本能である事に気づく。爪を噛むのはストレス発散であり、ガムを噛む事でリラックス効果があることを知った。それは、ガムが子どもだけでなく、大人にも需要があるという洞察につながる。

戦後の混乱期、焦土にたったのは重光氏だけではなく、ダイエーの中内功氏、イオンの岡田卓也氏など独特の嗅覚でビジネスを興したり、再興したりした。🍫☔️🤖🚗💹🏢📖🏦💴📊🔎⚡️🌍happy01🇯🇵🇺🇸


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:グーグルとテスラ、大義の有無」から

2020.1.22   日経産業新聞の記事「眼光紙背:グーグルとテスラ、大義の有無」から

引く手数多のコンピュータサイエンス専攻の学生に人気の企業は?

 コラムの著者は、人工知能やコンピュータサイエンス専攻の学生は引く手数多でシリコンバレーでも変わらないが、学生に人気のある2社には大きな差があると語っている。

◯大きく異なる人気の2企業

 スタンフォード大学を始め同地の一流大学ともなると世界中の企業が学生を採用しようとしのぎを削る。そんな学生に人気な企業が2つあるという。グーグルとテスラである。

グーグルは待遇の良さに加えて、カッコ良いオフィス、無料の食事、勤務時間の20%を自分の好きなことに使える自由度の高さも人気の秘密である。日本風でいえば「ホワイト企業の中のホワイト企業」というべき存在である。いわば、人気は当然といったところである。

ところが、テスラは何方かと言えばブラック企業であるという。良きにつけ悪しきにつけ型破りの経営者が采配をふるい、何か問題が発生すると徹夜が続く。給料もグーグルほどでもないのに学生にはモテモテのテスラである。中には「ホワイト企業の中のホワイト企業」のグーグルから転職する技術者も後をたたないという。

何がテスラの魅力なのか?それは極端にいえば、グーグルの仕事はただの広告の販売だが、テスラには環境技術を通じて地球を救うという大義があるからだという。これが若者を引き寄せるという。では日本企業でどれほど大義があるか。🤖🚗💹🏢📖🏦💴📊🔎⚡️🌍happy01🇺🇸


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「トレンド語り:副業解禁、生活満足度向上に効果」から 

2020.1.22 日経産業新聞の記事「トレンド語り:副業解禁、生活満足度向上に効果」から

副業は経済的な不安を減らし新たな出会いの機会を生む

 コラムの著者 山本 直人氏(コンサルタント・青山学院大学兼任講師)は、働き方改革が単なる時短ではなく、副業にも焦点が移り新たな人事政策としても目立って来ていると語っている。

◯内閣府調査の「国民生活に関する世論調査」からも見える

 副業が、これらの日本人の生活満足度を上げていくには必要だと、山本氏は語る。それは、同調査からも、

  • 現在の生活にどの程度満足しているか?
    • 「満足」と「まあ満足」が73.8%:
    • 1970年代から高水準
  • 食生活・住生活にどの程度満足しているか?
    • 「満足」と「まあ満足」が80%以上
  • 自己啓発・能力向上・余暇生活
    • 「満足」と「まあ満足」が60%程度
  • 所得・収入と資産・貯蓄の満足度は低い(ともに40%程度)

この結果から生活はそこそこ満足だが、おカネへには不満があるということになる。もちろん、レジャーや余暇となると先立つものが必要で、副業解禁はいまの日本では理にかなったいる。さらに、副業は新たな出会いの機会を増やし、精神的な充足も得られる。多くの企業が副業解禁となれば全体的な満足度の向上につながるかもしれない。✍️🏢💻📺🏢💡⚡️💻🌏happy01📂🌍🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:高齢者雇用、国のお節介」から

2020.1.21   日経産業新聞の記事「眼光紙背:高齢者雇用、国のお節介」から

人生100年時代の社会保障のあるべき姿

 コラムの著者は、70歳まで就業機会確保にむけ企業に努力義務を課す「高年齢者雇用安定法」が国会に提出されるが、その対策について疑問を呈している。

◯社会貢献活動への資金提供は就業とは無関係では?

 提案の「高齢者雇用安定法」では、従来の

  • 定年廃止
  • 定年延長
  • 継続雇用制度

の他に4つ新たな目標を設定した。

  • 他企業への再就職の実現⇒現行法の同様の措置
  • フリーランス選択者の業務委託⇒シニアで個人事業主の希望があるのか?
  • 個人の起業支援⇒シニアでリスクを取ってまで起業するのか?
  • 社会貢献活動への資金提供⇒社会貢献自体は就業ではなく、個人の自発的行為

で、コラムの著者は、最後の「社会貢献活動への資金提供」が最も疑問視している。💹🏢📖🏦💴📊🔎⚡️🌍happy01🌎🇯🇵💰


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:環境にやさしい石炭火力発電は可能」から

2020.1.21  日経産業新聞の記事「TechnoSalon:環境にやさしい石炭火力発電は可能」から

COP25でアピールできなかった日本の取り組み

 コラムの著者 円山 重直氏(八戸工業高等専門学校長)は、2019年12月スペイン、マドリードで開催されたCOP25、第25回国連気候変動枠組み条約締結国会議で、小泉進次郎環境相が批判を浴びている火力発電所から排出される二酸化炭素について具体案がでなかったことに腹立たしさを感じている。

◯日本とオーストラリアが共同で石炭火力発電で大気に二酸化炭素を排出しないプロジェクトに触れず

 小泉環境相が具体案が打ち出せない中で、日本国内で二酸化炭素を排出しない火力発電所の研究が技術開発が行われている事実を円山氏は指摘している。確かに火力発電所のそれ自体を取り上げれば世界世論が日本を非難するのは頷ける。ただ、二酸化炭素の回収・貯蓄設備を組み合わせると再生可能エネルギーに同様になり得ることは意外に知られていない。しかも、日本とオーストラリアが共同で石炭火力発電で大気に二酸化炭素を排出しないプロジェクトを2012年に実施しているという。

小泉環境相がこれらの取り組みをCOP25で紹介し、技術開発を進めることもできたかもしれあい。💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵