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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:海のジビエと共存するには」から

2019.11.21  日経産業新聞の記事「TechnoSalon:海のジビエと共存するには」から

天然魚もジビエのように希少な食べ物になるのか

 コラムの著者 円山 重直氏(八戸工業高等専門学校長)は、狩猟によって野生の鳥獣の食材であるジビエが、目を海に向けると同様の課題があることを示している。。

◯マグロやカツオは生態系の上位の生き物

 円山氏は残念ながらコラムによると、美味しいジビエ料理の食べた経験はないようだが、世界各地にあるという。ただ、我々が食べているのはほとんどが家畜や家禽で種類が限られているという。そこで海に目をむけると、東京大学の高橋正征名誉教授によると、世界の漁獲に利用されている魚は1600種だが、日頃利用されている食肉は、牛、豚、鶏、羊、馬ぐらいで5種ほどだという。一方、日本人は、多種多様な天然魚介類を食べている。マグロやカツオは、食物連鎖の上位で、これらの魚を食べることは、生態系的には、野生の虎やライオンを食べていることに等しいという。

さらに食肉用家畜は草食で、海の食物連鎖でいえば、植物性プランクトンを食べる動物性プランクトンに当たるという。国連食糧農業機関(FAO)によれば2000年を基準に考えると、2016年の世界の魚消費量は1.9倍だという。だが、天然魚の漁獲量の割合は、大幅に増大しており全漁獲量の47%に達している。

今後、家畜や家禽類は品種改良が進み、加工も食べるのも容易になるように改善が進むだろう。産卵から完全養殖技術が進めば養殖魚も同じ品種改良が進むと考えられる。将来、天然魚はジビエのように希少な食べ物となる可能性もある。🚢🐟🐡💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『F1』の心つかむ対策を」から

2019.11.20  日経産業新聞の記事「眼光紙背:『F1』の心つかむ対策を」から

テレビ業界ではかつての視聴率のバロメーター

 コラムの著者は、F1(20から34歳までの女性層)がネット時代にもマーケティング的に重要なターゲットであることを説いている。

◯少子化で実行が減りテレビを見ないF1層の実像は

 F1と聞くとクルマ好きなら「フォーミュラ1」と答え、農業関係であれば専門用語で1代雑種という採種法をいう。テレビ業界では、20から34歳までの女性層をさす。

これまで、F1の視聴率の大小で若い世代の人気のバロメータとなっていたが、最近はそれを聞かなくなってきたという。要因は、F1の人口減少とテレビを見る習慣がなくネット中心だという。

ただ、F1は、その他の団塊世代などにくらべ塊としては小さいが、倫理的な消費やデジタルネイティブであることから共感の輪を広げ社会の主役になるだろう。かつてはF1は歳をとると保守的になったが、現在のF1は、ネットの進化と並走する形で歳をとっていくとの見方もあり、消費性向は変わらないとの指摘もあるという。それならばF1の実像を研究調査し、マーケティングとして将来の対策を考えるべきであろう。👩📺📶🎓📖🏦💴📊🔎⚡️🌍happy01🌎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:思考力を奪う日本的雇用」から

2019.11.19  日経産業新聞の記事「眼光紙背:思考力を奪う日本的雇用」から

雇用が守られ危機感が湧いてこない労働環境が元凶

 コラムの著者は、世界経済フォーラムの2019年版「世界競争力報告」によれば141ヵ国・地域の中で日本は6位で前回よりワンランク低下した背景について考察している。

◯日本型雇用の功罪で「罪」

 同報告によれば、このランキングの後退は労働市場の柔軟性に欠けることにあるという。しかも毎年評価が下がるのは「批判的な思考能力を養う教育(クリティカル・シンキング)」が低迷しているせいだという。物事の本質的な問題を発見、抽出し整理して解決策を自らの頭で考える人材が少ないということだ。これでは国際的競争力を押し上げる力が出てこない。

さらに、社会人の教育熱が14カ国・地域で最低であり、日本の活力のなさを映し出しているという。思考能力を鍛える教育が手薄で社会人の自己研鑽も低調な背景に、これまで長く雇用が守れれ危機感がない労働環境に問題があるという。日本型雇用の功罪の「罪」の部分が大きいという。 🏫🎓📖🏦💴📊🔎⚡️🌍happy01🌎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:生活文化としての長期投資」から

2019.11.18  日経産業新聞の記事「眼光紙背:生活文化としての長期投資」から

低金利時の資産形成に

 コラムの著者は、大胆にこれまでの投資事績と現場経験で、長期保有型投信を推奨している。

◯長期保有型投信の旨味は15年以降の複利の雪だるま効果

 私ではなく、コラムの著者は、本格的な長期保有型投信を若い頃から始め、積立投資とスポット購入を繰り返し、資産形成を行うことを進めている。

積立投資は毎月1万円とか1万5千円で始め、ボーナスの時に資金の余裕があればスポット買いをしていく。30年ほど前の銀行預金や郵便貯金の感覚で行う。あの頃とは違い、これらの金利は極めて低い。たが、長期保有型投信であれば、15年後から複利の雪だるま効果が起こり、財産づくりがグーンと加速するという。30年も経過するとまとまった資産形成ができるという。

もちろん、途中で入りようであれば中途解約し、低金利故に、定期など以上に期待できる。このように長期投資を毎日の生活に組み込む文化ができれば資産を増やしながら生活の安全弁が確保でき、自分の年金づくりにもなるとの提案である。🏦💴📊🔎⚡️🌍happy01🌎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:香港とブエノスアイレス」から

2019.11.15   日経産業新聞の記事「眼光紙背:香港とブエノスアイレス」から

地球の反対側の政治情勢に酷似しはじめている香港

 コラムの著者は、多様な映画で先行した香港で著名な監督の一人、ウォン・カーウァイ氏が在郷の作品が多い中、香港を遠く離れた作品「ブエノスアイレス」を出した背景について考察している。

◯アルゼンチンのクーデーター時期と相似

 香港は、ブルース・リーなどのカンフーからハードな警察もの、爆笑ナンセンスものといった多様な作品を生み出した。ウォン・カーウァイ監督は、香港を代表とする監督で、「恋する惑星」など世界的なヒットを出している。彼が、異彩を放つ作品「ブエノスアイレス」で香港の地球の裏側であるブエノスアイレスを舞台に選んだのは象徴的であるという。

もちろん、香港とブエノスアイレスとは文化の差異は大きく、経済構造も違う。だが、香港が、ちょうどクーデターのあったブエノスアイレスの時期に似てきているという。1976年にクーデターで権力を握ったビデラ政権は民主派を徹底弾圧し、数千人の無実の政治犯を処刑。周辺の軍事政権と連携し、反政府勢力を徹底弾圧した。「汚い戦争」と言われた。しかも、ビデラ政権のアルゼンチンは政治弾圧の末に経済破綻した。

香港での警官によるデモ隊への襲撃や強行な態度は酷似し始めている。ちなみにアルゼンチンの統制化で弾圧に耐え抜いたイエズス会の管区長は今は、南米初の教皇フランシスコである。🏙🏠💴🗞🌃🏢💡🔎⚡️happy01🌎🎓🇨🇳🇦🇷