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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:触覚もやりとりできる5G時代」から

2019.5.23   日経産業新聞の記事 日経産業新聞の記事「眼光紙背:触覚もやりとりできる5G時代」から

4Gとの違いは、さらに高速な無線通信

 コラムの著者は、2つの例をあげて5Gが4Gの超えるポイント、高速無線通信の応用について語っている。

◯長いケーブルが不要となるスポーツ中継も簡単

 コラムの著者が、かたるのは4Gにつぐ5Gの応用についてである。例えば、ゴルフ中継番組では、1万メートルもある長いケーブルを事前に敷設する必要があるという。5Gであれば高速でしかも無線通信であるので、基本的にケーブルが不要だ。となればゴルフに限らず、ケーブルが張れないというだけで中継を断念していた様々なコンテンツが生放送で可能になるという。

また、ベンチャー企業が進めている、「ボディシェアリング技術」である。つまり、触覚情報を無線通信で送り、離れた場所にいる人の腕に電気刺激を与え、モノの手触り感を共有出来るというもの。

「ザラザラ」や「すべすべ」が遠隔地に触覚として「通信」できるという。ここにも幾つかの応用がありそうだ。💻🏢💡🔎⚡️happy01🌏🔧📲⛳️


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:TDRのハンドソープ、楽しい体験を商品に」から

2019.5.24  日経産業新聞の記事「西川英彦の目:TDRのハンドソープ、楽しい体験を商品に」から

ミッキーマウスの顔型が出てくるハンドソープが話題に

コラムの著者 西川 英彦氏(法政大学経営学部教授)は、連鎖する経験価値について東京ディズニーリゾート(TDR)に花王が協賛する「ミッキーシェイプのハンドソープ」の事例を使い説明している。

◯手洗いに行列ができる人気

 西川教授によれば、顧客の楽しい体験を商品に結びつければ、顧客への価値を向上させる可能性があるという。今回のハンドソープの事例では、そのエコシステムが浮かび上がっている。

2015年7月に東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの屋外の洗面台の一部に、今回のハンドソープを置いたという。ボタンを押したり手をかざすと、ミッキーマウスの顔型の泡が手に乗せることができる。子供にとってすこし億劫な手洗いが、この泡の体験が楽しくて行列ができ、人気エリアになったという。楽しく手を洗うという体験を通じて、子供達に「きれい」の大切さを伝えることができる。この小さな魔法を提供したいという花王の思いと、TDRの基本理念でもある「ファミリーエンターテイメント」という考えと一致し実現した。さらに2018年にはさらに洗い場が増え、そのでのツイッターやインスタグラムで泡の写真を「#花王」、「#きれいの魔法」をタグ付けするイベントを実施。2ヶ月で約7千件の写真が投稿され、これによって楽しい手洗い体験の価値がSNSの力で広まっていったという。さらにパーク内限定で手洗い設備同様にミッキーマウス型の泡が出る家庭用ハンドソープの販売も始め、これで手洗いの習慣を自宅まで持ち帰ることでできた。さらに、ハンドソープの替えを市販の花王製品でリフィルできる。経験価値は途切れることなく連鎖することになった。🎓🏢📈💻🔎⚡️🌍happy01🐭 🙌


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『10%』に身構える庶民感覚」から

2019.5.22   日経産業新聞の記事 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『10%』に身構える庶民感覚」から

消費増税の夜明けの珍事?

 コラムの著者は、大型連休以前に変わりつつある消費者動向について語っている。

◯2014年春の消費増税と同様だが

 コラムの著者が、大型連休での街の消費について考察しているが、兆候は先年秋あたりで、来店頻度は多いが売上がままならないという。その正体は?

実は、買い物のカゴから、総菜物が一層、あるいは材料モノが十分にがあるという。どうやら、住宅ローンなどでキャッシュが少ない上に材料のモノに移行しつつある、これによって節約する傾向にあるという。

どうやら、前回の消費増税以後、図式は変わらないが、消費者心理がさらに節約の輪をかける。💻🏢💡🔎⚡️happy01🌏🔧¥


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:トランプ政権を見くびった中国」から

2019.5.20   日経産業新聞の記事「眼光紙背:トランプ政権を見くびった中国」から

米中で異なる貿易摩擦の余裕度

 コラムの著者は、米中貿易戦争が山場となった現在、米中双方の経済状況はどうなのかについて語っている。

◯深刻な中国の外貨不足

 コラムの著者が、米国と中国の経済状況の差について考察している。

まず、その動きは、

  • 対中輸入額2500億ドルに対する25%関税に続き、中国がフリーライド(知財権の保護、技術移転強要の禁止、企業補助金の撤廃、外資差別の撤廃)をやめないなら、最大では全輸入品目5400億ドルに25%の関税を課す

というもの。これは、米輸入業者の1350億ドルの負担増であるが、多くが輸出業者による輸出価格の引き下げ、人民元安、他国への生産移転などで相殺され、米消費者への打撃は少ないと予想される。他方で米国の関税収入は増加し、そのまま貿易摩擦被害救済の原資になるという。そのまま米国経済に打撃を与えるものではない。

一方、中国への影響は甚大で、対米輸出比は小さいものの米国の対中貿易赤字は巨額である。その内訳をみると、中国の外貨は対米輸出で稼いでいるのが現状である。米輸出の急激な減少は、中国に深刻な外貨不足を引き起こす。ここに中国の余地がないのが現状である。💻🏢💡🔎⚡️happy01🌏🔧🇺🇸🇨🇳


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:タイでも日本人の起業活発に」から

2019.5.16   日経産業新聞の記事「TechnoSalon:タイでも日本人の起業活発に」から

水素の利用や固定化技術、炭素循環で悪者でなくなるCO2

コラムの著者 近藤 正幸氏(事業創造大学院大学教授)は、タイが米国以上に起業活動が活発で、中でもタイ発日本進出する日本人起業家もいると述べている。

◯タイでは国家イノベーション庁が起業を推進

 タイは近藤教授によればアジアでは最も起業活動が活発であると言う。グローバル・アントレプレナーシップ・モニターの2018-2019年の報告では労働人口に占める起業初期または準備中の起業家の割合はタイで19.6%とアジアで最高位であると言う。米国でも、15.6%、日本では5.3%にすぎない。また、起業をキャリアの良い選択だと考える割合もタイでは、80.1%と高い。米国は、62.7%、日本は22.8%という結果である。

タイ政府も起業に熱心で、国家イノベーション庁が起業を推進している。なお、興味深いことに日本人起業家がタイという自分で起業しやすい環境の中で起業し、日本に進出して社会貢献するといった動きもあることである。この動き、今後も楽しみなところである。 🍁🍀🔧🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🇯🇵