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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:障害者はビジネスパートナー」から

2019.4.18   日経産業新聞の記事「TechnoSalon:障害者はビジネスパートナー」から

障害者を雇用することで効率化が進んだ

コラムの著者 窪田 新之助氏(農業ジャーナリスト)は、時・空間が我々が物事を認知する舞台であるが意外にその散財については議論があるという。

◯新しいユニバーサル農業を進める京丸園(浜松市)が日本農業賞を受賞

 経営や技術の改善、地域社会への貢献などに優れた農業者や農業関連企業を表彰する日本農業賞に、ハウスで野菜栽培を行う京丸園が輝いた。受賞理由は、雇用する障害者とともに、誰もが作業しやすいように工夫した「ユニバーサル農業」を築いたことだという。

京丸園は3分の1以上が障害者の従業員。その中で効率化が進んだという。

  • ネギの定植;健常者でも厄介な仕事を金属製の下敷きを活用することで、靴ベラに靴をいれるように難なく作業ができるようにした。
  • 水耕栽培のミニ青梗菜;パレットの穴と苗が生えているスポンジを同じ形にすることで、植える深さや傾きが一定になるようにした。
  • 「虫トレーラー」;害虫を吸い取るための運搬車で、栽培ベットを跨がせ、ゆっくり動かすことで、害虫を吸引し駆除できる。

など、あちこちにユニバーサルデザインが施され、障害者、健常者を問わず誰もが働きやすい環境になっているという。さらにこれによって効率化が図られ、経営規模は拡大し、売上も障害者の雇用を始めてから20年で4倍となったという。代表の鈴木厚志氏は、障害者を「ビジネスパートナー」と呼ぶ。ネギの作業など、障害者を雇うことがなければ思いつくことはなかったという。🍆🎃🍅📘🔧🚜🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡💻


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:中西経団連の怪力」から

2019.4.17   日経産業新聞の記事「眼光紙背:中西経団連の怪力」から

1年経たずに大きな存在感

 コラムの著者は、日立製作所の中西宏明会長が昨年、経団連の会長に就任した後の影響について語っている。

◯就職協定の見直しと原子力発電の積極活用を含む電力改革

 コラムの著者は、中西氏を奥田碩トヨタ自動車元会長以来の辣腕だという。就任1年を経ずして第1弾の就職協定の見直しと今月発表した原子力発電の積極活用を含む電力改革である。

2つの問題提起は興味深い共通点があるという。1つは賛否両論うずまくテーマに対して豪速球を投げ込み、自らの立場を明確にした。就職協定の見直しは大学側が反発し、原発再興は反対意見が多数である中で怯まず発言している。もう1つは両テーマとも日立の利害と絡むこと。今の就職協定が日立を始め大企業は外資に対して足かせで優秀な学生が流れる可能性があった。原発は日立のビジネスに大きく関係する。社会的大義を巧みに一致させ、自分の思う方向に誘導する点で中西路線はある意味でしっかりしたリーダーシップを発揮している。🎓🏢💡🔎⚡️happy01🌏🔧


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「トレンド語り:テレビ普及率低下、必需品でない可能性も」から 

2019.4.17 日経産業新聞の記事「トレンド語り:テレビ普及率低下、必需品でない可能性も」から

もはや放送か通信かは意識なし

 コラムの著者 山本 直人氏(コンサルタント・青山学院大学兼任講師)は、毎月行われている内閣府の消費動向調査で各年3月に発表される主要耐久消費財の普及・保有状況」からテレビの普及率がじわじわと低下している原因について考察している。

○これまでの学生のテレビ離れを裏付けるデータ

 同調査でテレビの普及率は二人以上の世帯で見ると2000年代前半は99%以上であったという。この時はブラウン管テレビを対象に調査している。その後、薄型テレビが調査の対象になったが、ここ3年ほど96%台であるという。一方、単身世帯では若年層においてテレビを持たない人が増えている。いろんな調査で若年層ほどテレビを見ないことが明らかになっているが、これは驚くにはあたらない。もはや住宅にテレビというのは常識ではない。スマートフォンの普及で今後5Gとなれば動画を見るという行為はまだまだ人気があるが、それが放送か通信かの意識はないという。

NHKも放送法が改正されると同時配信が行われるようになり、テレビかネットかではなく、いかにユニークなコンテンツがあるかどうかになる。あとはTPOに合わせて視聴者が最適なデバイスを選ぶことになる。 🎓🏫🏢💡⚡️💻🌏happy01📂📺📶


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『人生100年』で短期の消費が萎縮」から

2019.4.16   日経産業新聞の記事「眼光紙背:『人生100年』で短期の消費が萎縮」から

長生きは長期的には消費にプラスだが短期だとお財布を閉めマイナスとなる

 コラムの著者は、流通・外食産業の2月期決算をみて、昨秋の米中貿易戦争や英国の欧州連合離脱の不透明感で株価が炭鉱越しているが、そればかりが直接要因ではないという。

◯百歳まで生きる人生設計での影響

 「人生100年問題」がその直接要因だという。百歳まで生きることを前提とした生き方で昨年あたりから話題になってきた。加速する高齢化社会で国の社会保障制度が持続できるか甚だ怪しいという。そこに消費者の心理が働き、生活防衛色がじわりと出てきているからだという。

長生きは確かに長期的視点では消費拡大につながるが、短期だと消費に回す原資を抑える動きとなる。💹💵💰💲💡🔎⚡️happy01🌏💻📶🔧☀️


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:議論つくせない『空間』永遠の課題」から

2019.4.2  日経産業新聞の記事「TechnoSalon:議論つくせない『空間』永遠の課題」から

古代ギリシャの哲学者からカントまで異なる解釈

コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、時・空間が我々が物事を認知する舞台であるが意外にその散財については議論があるという。

◯空間論は古代ギリシャの哲学者デモクリトス、ソクラテス、プラトン、アリストテレスと続く

 人工物も含め自然界の事物は座標によって精密かつ定量的に既述されるという。古代ギリシャでは哲学者デモクリトス、ソクラテス、プラトン、アリストテレスと空間論を議論してきた;

  • デモクリトス;空間は完全な「空虚」であるとして、一切の存在を否定し、そこが存在としてのアトム(原子)が運動する余地とした。
  • プラトン:「見る」、「知る」のギリシャ語に由来する「イデア」という概念を持ち込んだ。理性のよってのみ存在する実在が空間であり価値も永遠に変わらないとした。
  • アリストテレス:物体どうしの相互の関係として、空間をとらえる独自論を展開した。
  • ガリレイ、デカルト、ニュートン;絶対空間を導入
  • ライプニッツ;空間の存在論を否定
  • カント;空間は時間とともに人間の認識の形式として、人間側の問題とした。

まだ、空間については議論の決着を見ていないという。📘🔧🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡💻