Previous month:
2009年1 月
Next month:
2009年3 月

2009年2 月

MindManagerのマクロに挑戦!<2>

さて、<1>の内容をみていきましょう。
マクロは、同じ手順を自動的に繰り返すような単調な作業を、一気にやってくれる便利な機能です。そこで、MindManagerとマクロ機能とはどのような関係になっているかを説明します。
前回の例を再度見てみましょう:

中心トピックの内容を、どんどん変えていくようなマクロを作る

検討

先ず、疑問がわいてくるので、これに答えていきましょう。
Q: マクロの指令はどこに書くのか?
A: 前回紹介したマクロエディタに書きこんでいきます。
Q:  マクロの指令はどこからはじまるの?
A: MindManagerに付属しているマクロ機能を動かすプログラム(Sax Basicといいますが)は、

Sub Main()
    ...
End Sub

の...に指令を書いて、Sub Main()から、指令、End Subで終わります。マクロエディタを開くと、自動的に書き込まれていますね。
Q: マクロの指令にはどんなものがあるのですか?
A: MindManagerに使える指令は、以下のところをクリックすると出てきます。
Fig3

クリックすると、また、新しいウィンドウが出てきます。
Fig4

続きを読む "MindManagerのマクロに挑戦!<2>" »


MindManagerのマクロに挑戦!<1>

MindManager Pro 7の大きな特徴に、マクロがつかえることがあげられます。実は数日前にお客様からの問い合わせで、Liteを買うか、Pro7を買うかといったときに1つの決め手になる機能が、このマクロ機能というわけです。

これまで、少しは紹介してきましたが、プログラム経験のある上級者のレベルで説明することはあるものの、初心者に向けて説明を明確にしてこなかったところがあります。

今回から、初心者の方にもマクロ機能をご紹介して、より身近にMindManagerを使っていただくことにしました。

では、「マクロ機能」とは何でしょうか?

・マクロは、MindManagerというプログラムをあなたの指示で自動的に処理をするようにプログラムをプログラムする機能です。えっ? わかりにくい!では、例で説明しましょう。

 例えば、住所録のデータがあって、エクセルのファイルになっているとします。あなたは、住所録のデータを枝にした一覧マップを作りたいとします。

さて、どのように作るか?一番最初に思いつくのは、エクセルのデータを、コピー&ペーストして、マップにドラッグして、1つずつの枝に貼りつけることですね。

いかがでしょう。10人程度ならこれでもいいですが、数十人となると、もう1つ1つコピー&ペーストすることは疲れますよね。

続きを読む "MindManagerのマクロに挑戦!<1>" »


米国からの情報 MindManager 8 for mac?

20090210103815.png


マップの表示 : 20090210103815.mmap ※IEでのみ閲覧できます。Active Xで動きます。
ダウンロード : 20090210103815.mmap

これは、あくまでの米国ユーザグループ(Yahoo Group)で、MindManager 7 macのユーザが、現状のWindows版であるMindManager Pro 7並みの機能がないものかといった呼びかけに答えた話です。従って正式なMindjetの発表ではないので、理解の上での情報と思ってください。
Mac版では、Novamindをはじめ、MindManager以外の製品も出ていますが、Office製品との連携やエクスポート形式の多さなどで、Pro7の機能の要望が出ています。
あくまでも、間接的なやり取りですが、米国Mindjetと接触し、噂では、今年の夏以降リリースされる予定とのことです。

期待していいのかどうか、日本語版はさらに後になりますから・・・sad

続きを読む "米国からの情報 MindManager 8 for mac?" »


可視化思考による経営戦略セミナー①から

Hpb_i_top01
急な募集で、少数の参加になりました。しかし、参加者からは好評の手ごたえがきて安心しました。つまり、可視化思考というと、

  • 「また、おざなりの見える化セミナー?」
  • 「核心のところには、セミナーではでてこない?」

といった疑念があるようです。今回参加された方からも、これらは全面否定のうれしいアンケート結果がいただけました。
つまり、

  • 可視化思考は「見える化」ではない。どちらかというと、「見えることを」前提にしたものです。Look atやseeではなく、あくまでもvisualizationであり、「見せる化」に近いものであること。
  • そのためには、情報を暗黙知から形式知にすることが第一歩。ただし、形式知といっても、文書を書くことではないです。Presentationであって、説明です。
  • 企業活動、とりわけ、経営活動に利用できる可視化思考の成果は、集合知です。つまり、集団で共有する知識です。え、そんなことは常識だ、と言われそうですが、では、どうして集合知が、うまく形成できないのでしょう?
  • それは集合知の性質を把握していないからです。集合知は知識を共有する構成員の属性に依存する、動的(ダイナミック)な情報です。つまり、構成員が変われば、集合知は変化します。また、構成員の共通な属性、例えば、年齢や熟練度、興味の具合、性別、思考の仕方、価値基準などで大きく変化します。つまり、集合知はダイナミックな情報であって、これを一元的にとらえることが難しいことが、共有を阻む主因です。
  • それでは、ダイナミックな集合知を企業として静的に活用するには、2つの方法しかないのです。

続きを読む "可視化思考による経営戦略セミナー①から" »


「まとまらない」が自然に「まとまる」情報 整理術セミナー(2月開催分)から<1>

20090209120724.png

今回受講された方で、多くの図書を扱ったり、まとめたり、論文を執筆された方がいらっしゃいました。MindManagerを使った整理術を使って活用しようとの意図です。

お話を伺っているうちに、論文の執筆に、MindManagerを活用できないかといったお話になり、以前執筆した、「図解入門ビジネス 最新 事業計画書の読み方と書き方がよ~くわかる本」をMindManagerで作成したことを説明しました。

特に、

  • 目次を枝にする
  • 目次の構成で、流れを修正する
  • トピックノートに本文を書いていく
  • 一章ずつWORDに変換する
  • 推敲
  • WORD上で、挿絵、図表を入れる
  • 推敲
  • 確認

といった作業を踏んで、短時間に書き上げました。出来上がった本と上記のマップを比較していただければ、それほど差異がないことがわかると思います。マップでの作業が如何に執筆作業の効率を上げるかの事例として、公開しておきますね。

参加者の方も、整理術の一環として、納得されました。

これから卒業論文や修士論文、研究会の総括といった分野でMindManagerが応用されることを期待します。


マップの表示 : 20090209120724.mmap ※IEでのみ閲覧できます。Active Xで動きます。
ダウンロード : 20090209120724.mmap

続きを読む "「まとまらない」が自然に「まとまる」情報 整理術セミナー(2月開催分)から<1>" »