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2018.1.12  日経産業新聞の記事「TechnoSalon:品質保証部門の権限、顧客の立場で検査を」から

権限は顧客の視点の裏打ちがあってこそ

 コラムの著者 山﨑 弘郎氏(東京大学名誉教授)は、大手企業の品質管理の不正が明るみにでた中で、その問題点について考察している。

◯思いだけでは高品質は保てない

 山﨑教授は、今回の不正事案に対して、米企業の品質管理部門の部長の言葉を回想したという。彼は開口一番、自分がサインしなければ、この会社は製品を何一つ出すことができないと語ったという。それだけ権限があると言いたかったのだろう。さらに重要なことは、品質保証部門は、製造や販売とは独立した組織でなければならないとも言った。では、その独立した立場とは、それは製品を使う人、すなわち顧客の立場であると明快に答えたという。

今回の不正問題で明るみになった企業は、品質保証部門にどれだけの権限を与えていたのであろうか?どうも、本来は顧客の立場であった立場が形骸化していたのではないだろうか。

日本企業の製品の品質が高いことは世界でも認知されている。そこには作る人の強い思いが込められていたからだともいう。しかし、そこには検査が厳しいといった話はあまりなかった。どうも品質の片面しか見ていなかった。

問題は、日本企業の品質保証部門の権限が不明確で、必要な人員の手当てがなくても問題がおこれば責任を追及されるといった割に合わない部門にしてしまったからではないか。

今回の不正問題の多くは内部告発であった点も注目される。一部の経営者の品質に対する認識の甘さ、ルールを守らない身勝手さを追及する冷めた目の持ち主が日本企業内部に育ってきているのも事実である。この事実が、高品質な製品を生む日本企業の再起、信頼の獲得になるヒントがあるような気がする。🔎📈🏭🏢⚡️🌍happy01

 

 

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